兵庫県立フラワーセンター
2015年6月6日土曜日
22:06
嫁はバラの花が大好き。
今年もどこかへ見に行こうと考え、人づてに加西市にあるフラワーセンターも良いと聞き、そこに決めた。
梅雨らしいスッキリしない天気が続くなか、貴重な晴れた週末に、兵庫県立フラワーセンターへ車で向かった。
予報では加古川も晴れのはずなのに、どんよりした雲が垂れ込めてる。ただ、北のほうの空は青い。結果的に、雨雲から逃げて、青空のエリアに行くことができた。
14時頃、南駐車場に着くと、そこそこの数の車が停まってるものの、その広さからすればガラガラ。駐車場は無料だ。
入園料は510円。年間入園パスポートも1,000円であるようだ。
入ってすぐの花壇からして、丁寧に整えられてる。車の台数から想像したより、ずっと人の姿が少ない。これは良いところへ来たぞ。
上空には鳶が何羽も舞ってた。
爽やかな風が吹いてて気持ち良い。
歩き始めてすぐ、嫁が何かに気づいて指差した。毒持ってそうな派手な色の毛虫だった。緑とのコントラストが強烈。これがやけに動きが早くて、ついついしばらく追いかけてしまった。
中央花壇の向こうの芝生には、くつろいでる親子などが見える。あそこでお弁当を広げるなんてのも良さそう。
大温室はあとで寄るとして、亀ノ倉池を反時計回りにバラ園まで歩いた。手前には池辺のバラ園もあった。
バラ園の規模はまずまず。綺麗に咲いてて、嫁が喜んでた。ホントに好きなんだなぁ。連れていって良かった。
ここでも嫁が見つけて拾ったものが、バラの花冠。なぜ落ちてしまってたのかはわからない。バラの花って茶色くくすんで枯れるものだよねぇ。
そこから池に沿って回っていった。ウメ園やシャクナゲ園などがあり、季節になればあの辺りもきっと美しいのだろう。
その先には滝があった。滝よりもその横に対になって並んだ、花でできたオブジェに目が行く。
四季の花壇と名付けられた所には、噴水も。何分おきかに高く噴き上がる。なかなか良い感じじゃないか。
池のほうに目をやると、アヒルが泳いでた。
ここで面白かったのが、ある一羽が奥のほうへ泳ぎ始めると、他のアヒルたちがついていったこと。なぜかカモも混じってる。先頭の彼(?)はリーダーなんだろうか。
池から上がって休んでた一羽が置いてけぼり食らってて、グワグワ鳴いてた。さっきの一団を気にしてるようすが可愛い。
水に入るのが好きじゃないのか、しばらく躊躇ってから、遂に決心して追いかけていった。待ってよ~、って感じ。やっぱり追い付きたいみたいで、やたら泳ぐのは速かった。
一周してきたところで、温室に隣接した喫茶店で休憩。二人でケーキセットを食べた。時間がゆっくり流れる。
店を出てトイレに行くと、ツバメが巣を作ってた。元気に口を開けてる雛に、せっせと餌を運んでくる親鳥。久しぶりに見たよ。
今度は大温室の中を散策。南国のデッカイ花や、種類の充実した食虫植物なんかを見ることができた。
最後に、温室喫茶の前のテラスから池の鯉を眺めた。手すりにもたれてると、餌を貰えると思うらしく、鯉がどんどん集まってくる。
で、その中になんか違うのが紛れ込んでる。……亀じゃん!たぶんコイツも鯉の餌を食べるんだな。一緒に寄ってくるのが、なんだかおかしい。
の~んびり散歩して、花や緑を堪能。
ここは植物園というより、公園としての側面が強い。それに混雑しない。安いけど有料だからかな。色んな園があって、四季を通じて楽しめそう。喫茶店の他にレストランだってあるし、その気になれば一日中過ごせる。
二人ともここをスゴク気に入った。嫁は花を見て癒され、僕は鳥を見て和む。本を持ってきて、ただただゆったり過ごすなんてのも良いかも知れない。
次に行ったときは年パス買おうかしら。