法隆寺大宝蔵院・東院伽藍

2015年6月28日日曜日 10:30
次は大宝蔵院。法隆寺の名だたる宝物が収められた、近年建てられた伽藍だ。
聖徳太子信仰の厚い場所柄、聖徳太子像や肖像画も多い。中でも『聖徳太子及び二王子像』は超有名。本物は皇室に献納されたらしいから、ここのはレプリカみたいだけど。
七星剣なんてカッコいい名前の銅剣があって、ちょっと心が躍る。持国天の剣らしい。
他に目を引くものといえば、玉虫厨子たまむしのずし。歴史の授業で習ったのは覚えてるけど、なんでだっけ。あと、厨子ってなんだと疑問を持ったので調べたら、仏像などを納める仏具のことらしい。扉が付いてて小さな仏堂みたい。仏壇だと考えたら、一番しっくりくる。
僕と嫁の関心を最も引いたのが、勢至菩薩立像。とにかく綺麗でセクシー。仏像にこの言葉が相応しいかは置いといて、そう形容したくなる。売店でこれのポストカードとかあったら買ったのにな~。

大宝蔵院の最奥には百済観音堂。
ここの百済観音立像が、僕がぜひ拝観したかった仏像だ。スラリとした曲線が美しい八頭身で、他の仏像とは明らかに一線を画す。2メートルを超える高さ、緩やかなS字の造形には、見上げて惚れ惚れする。サイドに回って見ることができるのも良い。
通称に百済と入ってるけど、実際のところ来歴は謎だらけらしい。謎に包まれてるってのも、なんだか魅力的じゃないか。

大宝蔵院を出たら、休憩所でひと息。疲れが出る前に休んでおかないと、あとが大変だからね。

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東院伽藍に向かうため、東大門のほうへ。
この時点で2時間滞在してることになるワケで、計画以上に時間掛かってる。焦らず柔軟に見直そう。

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東院伽藍の中心となるのが、夢殿ゆめどの。奈良時代建立の八角円堂で、こちらも立派。
中に安置されてる救世観音くせかんのんは秘仏らしく、毎年春と秋に期間限定で開扉されるようだ。

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礼堂らいどう
元は門だった建物を改造したらしい。確かに位置的にそう考えられる。

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絵殿えでん
発音間違えると、エデンの園みたいに。仏教の聖地で旧約聖書の単語を連想してしまうとは。真面目に勉強したりするけど、こうやってネタに走りたくなるときもある。

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回廊。

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鐘楼は東院にも。
撞木がほとんど足場の無い所に飛び出てるけど……これ、どうやって撞くんだ?

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東院の北側に行くと表門があり、中は拝観できないが、本堂の茅葺屋根が見えた。
存在しないインターホンを押す真似をする嫁が面白い。
本堂の東隣には、境内図に記載の無い建物が建設中だった。何ができるのかな。

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あと気になったのが、東大門から西大門に抜ける路に面した小さな門の飾り。鯱瓦に鬼瓦に獅子まで配して、どんだけ邪気を祓いたいんだと。

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法隆寺全体を巡って、なんと2時間半。これほど見所たっぷりとは思ってなかった。世界遺産であり、見渡せば国宝だらけというのも納得。
予定は多少狂ったけど、問題無い。むしろ、慌てて回ったほうが勿体無いこと。それだけ知的好奇心を掻き立てられる場所だったんだから。

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