奈良の夜
2015年6月28日日曜日
21:20
平城宮跡を散歩したら、一日目の観光は終わり。ホテル最寄りのコインパーキングに向かった。駐車場の無いホテル選んだからね。スーパーホテルJR奈良駅前・三条通り。奈良観光に便利な立地で、安くて、この春にできたばかりの新しいホテルだ。
1階にはテナントが入ってて、フロントは2階。チェックイン手続きと、諸々説明を受けた。若い男性ホテルマンだったけど、結構感じが良かったな。
ルームキーの代わりに暗証番号が渡される。鍵を管理しなくていいし、チェックアウト手続きも不要になる。この手のビジネスホテルに求めるものは、まさにこの軽さ。良いシステムだ。
無料で付いてる朝食も良かった。
まずなんといっても、ちゃんとした朝食会場があること。一度他のホテルで朝食無料サービスがあったけど、フロント前にテーブル並べただけで、とても落ち着いて食べられる気がせず、結局利用しなかった。その点、食事専用スペースなら、気兼ねなく食べることができる。
メニューはオーソドックスなものが揃っており、必要充分。
加えて、奈良の郷土料理の茶粥もあるのが、観光客である自分たちには嬉しかった。
今後の旅行でも、スーパーホテルは選択肢に入れていこう。
時間が前後するけど、さて夕食をどうしようかと。一応調べてきた店はあるけど、ホテルと提携して割引券のある店もある。あんまりこだわり無いし、その中から選んでしまうとするか。
奈良の料理ってディナー向きじゃないイメージがある。それなら、地酒置いてあれば良し、居酒屋で構わないや、と。
向かったのは、ホテルから徒歩1分のところにある『やまと庵』。おなかすいてたからって、18時にもなってない時間に行ったから、すんなり入れた。
簾の区切りが付いた半個室は好印象。照明を少し暗めにしてるのも落ち着く。最近は、大衆的な店でもこのくらいのことはしてくれてるから、良い傾向だね。
とりあえずビール、なんて真似はしない。一杯目から日本酒でいく。『風の森』は、コスパに優れるとの評判をネットで読んだ。ちょっと癖があるけど、うん、確かに安い割にはイケる。
嫁も地酒に興味があるようで、一緒に飲んだ。二人でお猪口を飲み交わせるって、良いなぁ。嫁がお酒飲めるのは、やっぱり嬉しい。
お造り以外に奈良漬けも合う。……ああ、奈良漬けを肴にしてお酒飲むような大人になったんだなぁ、などと感慨に耽ってしまった。
地元食材で一番美味しく感じたのは、大和肉鶏の黒胡椒焼き。他のメニューより値段も高かったけど、これはそれに見合うだけの味だった。
楽しく飲んだあとは、お土産を求めてJR奈良駅へ。
2階に土産物屋があったので、そこで職場へのバラ蒔き用に味噌せんべいを購入。味噌とか醤油とか、古来より伝わるものは皆、名産品になるらしい。歴史の長い奈良ならではか。
ぶらぶら見て回ってると、醤油のお店『ナカコ将油』で面白いものを発見。おしょうゆジェラート。
店員さんいわく、塩キャラメルみたいな味だそうだ。
丁度デザートになるし、ネタにもなるんで、2つ買ってホテルに戻った。
トルコアイスみたいにぐるぐるかき混ぜられるくらい、柔らかくなったら食べ頃と聞いた。
良い具合になったところで食べてみる。おお、結構美味しい。確かに塩キャラメルに近い感じはあるけど、またちょっと違う。醤油独特の風味がして香ばしい。
思わぬ形で良いデザートにありつけたよ。