玉作湯神社には浴衣美人が似合う

2016年2月19日金曜日 17:46
玉作湯神社たまつくりゆじんじゃは松江市玉湯町の温泉街の外れにある神社。ここも女性人気の高いパワースポットとして知られる。御祭神はクシアカルタマ,オオナムチ,スクナヒコナの3柱。
クシアカルタマと聞いてもピンとこないが、玉造部たまつくりべの祖神と聞けば、タマノオヤの別名だとわかる。天岩戸隠れの際には三種の神器のひとつ、八尺瓊勾玉やさかにのまがたまを作り、天孫降臨の際にニニギに随伴した神々の中の1柱だ。岩戸隠れの神話は好きだけど、特にそこを意識したのではなく、玉造温泉に泊まるついでに寄った次第。

八重垣神社から松江駅前に移動してレンタカーを返却し、一畑バスで玉造温泉へ。旅館でチェックインの手続きを済ませたら、散策に繰り出した。
余裕があればくらいに考えてたけど、この日の予定がスムースにこなせたことで、思ったより時間がある。それならばと、玉造湯神社まで行くことにした。

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温泉街の中心から徒歩およそ7分、鳥居の前に到着。陽が傾きつつある時間だったが、参拝客の姿があった。

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石段をゆっくり上る。こんな夕暮れに神社に行くことってあんまりないから、変な感じがする。

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上がり切った先には、狛犬の隣に明かりがともされた石灯籠が。こういうのも趣があって良いなぁ。
手水舎で身を清めてから拝殿でお参りした。

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本殿は大社造。
僕以外に社殿に興味を持って視線を向けてる人は見当たらなかった。県下有数の温泉地とあって、そういう人は少ないのかな。

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本殿の南にあるのが願い石。たぶん、みんなの目的はこっち。『願い石・叶い石』といって、願い事を叶えてくれるといわれる。この手のスピリチュアルなことって、若い女の子大好きだよね。
嫁は若い女性といって差し支えないけど、こちらには手を出さなかった。もちろん僕もやらない。土俵や末社など、境内を巡った。

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拝殿の北には湯姫大明神社。何も知らないときは、玉作湯神社の主祭神ってこっちかと思ってた。いかにも温泉の神様を祀ってそうなイメージだったから。実際はこちらのほうが新しく、江戸時代からの信仰みたいだ。

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ぐるりと拝殿の前まで戻ってきたら、願い札を納入箱に納める浴衣姿の女性たちを見かけた。しかも美人。これは絵になるなぁ。そう思ったのは僕だけでなかったようで、嫁も同意してくれた。

宵闇の温泉街に浴衣美人の佇む古社……雅やかだねぇ。こういう雰囲気も悪くないもんだ。

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