玉造温泉に宿泊

2016年2月20日土曜日 08:19
島根旅行2日目の宿泊は玉造温泉。一日中歩き回ったあとの温泉は最高の癒しだね。
ただ、ネガティブな意見が多いので、泊まった旅館の名前は伏せておく。姫神広場ひめがみひろばから程近い自前の泉源を持つ旅館、とだけいっておこう。

話は少しさかのぼる。
松江駅から玉造温泉ゆきのバスに揺られ、姫神広場で下車。予約してた旅館はすぐ見つかった。
玄関で靴を脱いで上がり、フロントでチェックインの手続き。嫁は仲居さんに呼ばれてその場を離れた。女性へのサービスとして、浴衣を選んでたそうだ。

この担当になった仲居さんというのが、最大のハズレくじ。
まず所作からして頂けない。上品とは言い難く、近所のオバチャンといった風体。物の扱いが雑で、茶碗を置くのにカチャカチャぶつける。嫁の話では、浴衣選びでは似合わない色をしつこく薦められたそうだ。
中でも特に呆れたのが、朝食に関するやり取り。部屋に案内されてから落ち着く間もなく、朝食の時間を決めてくれと言う。6時半か7時か7時半か、はいじゃあ今決めてくださいね、と急き立てる。不意を突かれた格好の僕は、慌てて時間を決めて伝えてしまった。もう少し訊き方ってもんがあるでしょ。今お決めになられないのでしたら、いついつまでにフロントまでご連絡ください、とかさ。なんでその場で急いで決めさせるのかと。客の都合ってもんを考えたら解るだろうに。仕方なく、あとでゆっくり嫁と相談して、時間変更の連絡をフロントに入れた。
夕食は部屋食だったんだけど、残念ながらというか当然ながらこのオバチャンが料理を運んできた。嫁の向かいに座った僕のところへは、横着して嫁の隣から手を伸ばして並べていく。点けてたテレビの番組の話題を口にし、イカ飯の作り方などとおよそ島根とは無縁のことを僕らに振ってくる。その後もちらちらテレビに目をやりながらの作業。客の前だという自覚は無いのかね。さらに、お酒飲まれます?そしたらご飯いつ頃お持ちしましょうね?1時間後くらい?と畳み掛けてきた。食事の進み具合なんて、食べてみないとわかるワケないだろ……。そんなの決められないと言うと、じゃあ連絡くださいと言って引っ込んだ。何を毎度急いでるんだか。結局、ドリンクのオーダー取ってくれなかったし。わざわざ面倒を呼ぶこともあるまいと、冷蔵庫の中の瓶ビールの栓を自分で開けた。
当たった仲居さんが悪かっただけかな~と思ってたんだけど、朝食会場での他の仲居さんの立ち居振る舞い見てると、どんぐりの背比べのような気がした。予算ケチって高級旅館を避けた自分が馬鹿だったのか。
公式サイトでは女将さんが挨拶文載せてたけど、現実は、そこにあった“真心こもったおもてなし”とは程遠いものだったよ……。こんな旅館、二度と泊まらない。

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さてさて、接客はヒドいものだったけど、そんなことで楽しい二人の旅行に水を差されたんではもったいない。温泉と食事は目一杯楽しんだ。
源泉かけ流しの貸切風呂は、本当に気持ちが良かった。泉質が素晴らしい。
カップルでの温泉旅行の場合、部屋付風呂か貸切風呂でしか、二人で温泉に浸かれないもんね。男湯女湯で別々に入ったって楽しくない。そういう意味でもこういったサービスは嬉しい。
神社巡りで疲れた体に温泉が染み入る。ちょっと熱いくらいが心地良い。2泊目に温泉ってスゴク良いな、と気づいた。
二人での部屋食は初めて。誰にも邪魔されずに飲んで食べて、ってできるのは気楽で楽しい。冬の山陰らしくカニもたくさん食べられた。旅館の食事って大抵量が多いけど、分けられたのを幸いだとご飯は要らないって伝えたから、丁度良くなった。
夜は布団を並べて就寝。ベッド以外で眠ったの久しぶりだったな。たまには床で寝るのも良いねって、嫁が喜んでた。

翌朝の天気は予報通りの雨。残念といえば残念だけど、この季節にここまで雨にも雪にも遭わなかったんだから、むしろツイてたのかも。

玉造温泉自体はとっても良いところだから、次行くならもっとおもてなしのしっかりした旅館にお世話になりたいね。

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