島根で食べたいものといえば、出雲そば。旅行最終日は松江城に行くし、丁度近くに良さそうな店があったので、そちらで昼食を摂る計画にした。店名は『神代そば（かみよそば）』である。

朝から雨模様。玉造温泉の姫神広場で雨宿りしつつバスを待つ。一方通行エリアのため、松江方面も同じ停留所から出るらしい。行き先に注意して乗らなきゃね。
一畑バスで松江駅まで行ったら、空き時間を利用して土産の買い物。

それらと一緒に荷物をコインロッカーに預けたら、ぐるっと松江レイクラインという市営バスに乗った。ドライバーが女性で、観光客向けだからだろう、案内が丁寧だ。松江城で降りる人が多いと思いきや、意外とそうでもなかった。
僕らは小泉八雲記念館前で下車して、傘を差して『神代そば（かみよそば）』へ。開店数分前だったので、少しだけ待った。
人気店らしいから早めに行ったんだけど、週末とはいえ、さすがに雨の２月では並ぶこともなかったか。

テーブル席に着いたら、予めメニューを決めてたので、すぐ注文。
僕は割子そばという郷土料理をチョイス。割子（わりご）という三段重ねの朱塗りの丸い器に盛って供するものらしい。食べ方も予習済み。濃いめのだしを少しずつかけて食べ、１段食べたら残っただしと薬味を次の段に移してまた１段食べる。シンプルゆえにそばそのものを味わうことになるが、これが美味い。なかなか美味しいそばって当たらないけど、ここは良かった。
嫁のあったかい釜揚げそばも味見させてもらった。釜から茹でたそばを水洗いせずに器に盛るため、独特のとろみがあり、人を選ぶ。苦手な人は苦手だろうな。だけど僕は好き。癖になる食感で、これはこれで美味しい。嫁も気に入ったみたいだ。
二人だと２種類とも食べられるから良いね～。

やはり本場は違う。美味しい出雲そばに出会えて満足のランチになった。