2日目~ブーツ&キモズのパンケーキ
2013年1月14日月曜日
23:57
この日の予定は午後からバスツアー、'OLI'OLIスニーカー・コース2『カイルア・タウン散策コース』。行きたいスポットに追加代金無しで行けるということで、申し込んだ。午前中はアラモアナセンターで買い物するつもりで、'OLI'OLIステーション・アラモアナ発のに乗ることにしてた。ところがザーザー降りの雨。しばらく止むのを待ってみたけど、その気配はない。買い物は断念して、集合時間に間に合うアラモアナ行きのバスを待った。
ホテルエントランス付近には、同じようにバスを待つ人たちが雨宿り。
待つ間、どこの国かはわからないけど、観光客らしい白人のおじいさんから話しかけられた。この悪い天気について話してるようだってのは理解できたけど、訛りがひどくて何言ってるか聞き取れず、あははと曖昧に愛想笑い。リンちゃんにも呆れられたσ(^-^;)
そうこうするうちに、ようやくお目当てのクジラバスがやって来たので、雨の中駆け足で乗り込んだ。わずか数メートルなのに、結構濡れる。
乗客は僕ら二人だけ。中途半端な時間帯だからかな。
他には女性ドライバーとサポートスタッフの男性がいるのみ。
このおかあさんドライバーが面白い人だった。
バスの前を危険なタイミングで横切った車に対して文句を言うんだけど、『こっちは大事なお客さん乗せてんだからね!』って怒鳴ったあと、『アッハッハ~ッ』と豪快に笑う。客が二人しかいないことを皮肉ってるようで(笑
こんな風に独り言を言ったり、スタッフと喋ったりしたかと思うと、『この辺りはね……』と走ってる周辺の観光案内をし始めたり。どれも大きな声だから、誰に対して話してるのか区別しにくいったら(笑
また、信号待ちの時に、バスの右車線から出てきたそうにしてる車がいたから、青に変わったところでスタッフが『早く行きな、行けってば』って感じで、実際おかあさんが譲ってあげたら、こっちの車線にまで割り込んできた。予想外だし危なかったから、スタッフも『うわ!』って驚きながら怒ったんだけど、その一連の言動を見ておかあさん大笑い。
このコンビ、愉快だわ~(・∀・)
'OLI'OLIステーションで降りて、時間まで中で待つ。同じツアー参加者らしき人たちも大勢いたから、なんとなく安心する。今思えば、日本語が飛び交ってるし、案内も日本語でしてくれたからかも。
時間10分前になると、プラカードを持ったJTBスタッフが集合を呼びかけてくれた。
参加者の目印として配られた丸いシールを、胸元に貼る。ちょっとカッコ悪い。
黄色いバスに乗って、一路カイルア・タウンへ。席の埋まり具合は半分強ってとこ。
ツアーガイド兼ドライバーのオジサンは、さすがに日本語堪能。ただ、独特のやる気のない口調で、だらだらと案内してくれた(^▽^;)
そのオジサンから道すがら、この雨で警報が出てること、ストームの襲来を教えてもらった。
カイルア・タウンに着く頃には、雨は大分小降りに。
それでも降ってるには違いない。嫁が「念のため」にと日本から持参した折り畳み傘が、よもやハワイで役立つことになろうとはね。要らないんじゃないなんて言ってゴメンよ、ありがとう、リンちゃん(*_ _)人
相合傘してまず目指したのは、『Boot's & Kimo's Homestyle Kitchen(ブーツ&キモズ)』。
パンケーキが有名な行列店で、朝食がメインらしく、14時には閉店してしまう。嫁がリサーチしてくれた。
時刻は13時半。店内で食べるのは無理でも、テイクアウトならなんとか間に合う。
同じ店に向かうツアー客が、僕ら以外にもう一組いた。
彼らに続いて店内に入ると、入口近くに日本人がウジャウジャ。何待ちの列なんだろうか。
様子を伺っていると、どうやら満席で、空きが出るのを待ってるようだ。
それなら僕らには関係ない。受付らしい女性店員さんにテイクアウトしたいって伝えると、『それならこっち側に回って』と言われたので、持ち帰り客用受付らしき所へ戻る。
『メニューは入口にあるボードを見て』とのこと。
嫁に何が目的で来たのか聞いて、『マカダミアナッツ・ソース・パンケーキ』を注文した。名前も聞かれたから、『サクラガワ』と答える。ちゃんと日本人の苗字を聞き取れるってスゴい。
店員さんがメモを書いて奥に持っていったから、注文は通ったんだろう……多分。
勝手がわからないから、どうにも不安が残る。必死に空気を読みまくった。
ワイキキと違ってここは、観光客に特化してるワケじゃないみたい。英語でしかやり取りできないし、客層を見ても、ロコ(地元民)が圧倒的に多い。それから支払いもキャッシュオンリー。カードは使えない。
他の日本人観光客も戸惑ってるようで、一様に不安そうな顔をしてた。諦めて帰る人、テイクアウトに切り替える人もいた。
そうして屯してる僕らがやっぱり邪魔なんだろう、『待つなら外で待って』と店員さんも迷惑顔だ。
それでも出る人はおらず、端に寄って出入りの妨げにだけならないようにする。気持ちは解る。外にいても呼んでくれるか、呼ばれてわかるか、心配なんだ。
先に受付してた人が名前を呼ばれ、カウンターで支払いをした。どうやらそれで席に座れると勘違いしたみたいで、連れを呼んでテーブルのほうへ行こうとすると、「ダメ」と店員さんが慌てて止めに入る。そんな日本語だけ覚えたのね……なんだかなぁ(・ω・;)
そんなことがありつつ、ようやく僕も呼ばれて、前に倣ってカウンターで支払いを済ませた。レシートにはちゃんと『SAKURAGAWA』と打たれてて、軽くビックリ。
さらに待たされたから、呼んでもらえるかやきもきしたけど、陽気な男性店員の『サクラガワさん』との呼び声を聞いて、ひと安心。無事、パンケーキを受け取って外へ出た。
問題はまだ続く。テイクアウトしたはいいけど、どこで食べるか。
JTBから貰ったタウンマップを睨み、思案する。
フードコートがあれば、そこで席を確保できるんじゃないかと考え、それらしい所へ雨の中歩いた。
ところが、着いたのはスーパーマーケット。フードはフードでもそっちか。
だけど外に公共らしいテラス席があるじゃない。周囲を確認して、お店の物じゃないと結論付け、そこに腰を下ろした。
色々大変だったけど、なんとかなった(´Д`)
これがパッケージ。蓋を開けると……。
じゃーん。
これが『ブーツ&キモズ』のオリジナルパンケーキ。パンケーキにマカダミアナッツのソースがたっぷり掛かってて、およそパンケーキらしくない見た目だ。店のメニューには、『Kimo's Famous Macadamia Nuts Sauce on His Onolicious Pancakes』と長ったらしい名前で書いてあった。
食べてみると、すンごい甘い。でもくどさは無くて、美味しい。マカダミアナッツの主張も控えめ。初めて食べる味だった。
嫁と二人で仲良く分け合って、あっという間に完食。嫁の笑顔も見られたし、良かった(^-^*)
ファンが多いのは納得だね。行列覚悟で行かなきゃならないのが、難だけど。