一度ホテルに帰り、僕は着替えも済ませ、『DFS Galleria Waikiki（ＤＦＳギャラリア・ワイキキ）』へ歩いて向かった。
この日も午後からバスツアーを入れてて、そこから乗ることにしてたからだ。'OLI'OLIスニーカー・コース１『オアフ島東海岸＆イルカショーコース』である。
ころころ集合場所を変えてるせいもあるけど、また余計な心配しなくて済むように、レンタルした携帯電話でインフォメーションセンターに掛けて、詳細な集合場所を確認。これで落ち着いて待てる。
時間前になるとスタッフが集合を呼びかけてくれ、やはり目印のシールを渡された。
バスドライバー兼ガイドは、またも癖のあるオジサン。
参加者は多く、８割方座席が埋まってた。定番というだけあって、人気なんだろうか。

オジサンが教えてくれたビックリニュースが、日本の状況。首都圏が大雪に見舞われ、羽田空港では欠航が相次いだとか。「この中に、今日日本へ帰られる方はいらっしゃいますか？情報を確認されたほうがいいですよ」って、もしいたら大変だ。
しかし、迷惑を被ってる人々には申し訳ないが、それを聞いてニヤニヤしてしまう。午前中には海で泳いだりしたくらい暖かい島にいるので、なんか得したみたいでσ(^-^;)

このツアーはハワイ初心者向けなのか、ちょっと調べればわかることを、オジサンがあれこれ案内しながら走った。僕らは確かに初めてだけど、要らぬお世話だ。


最初の目的地は『Halona Blowhole（ハロナ潮吹き穴）』。
岩場にぶつかった波が、噴水のように吹き上がるみたいなんだけど、たった一度うっすら見えただけ。
オジサンによれば、もっと海が荒れてたらはっきり見えるそうだ。この日の波は穏やかで、期待できそうにない。
お目当ての物が見られないとなると、退屈な場所である。ツアー参加者以外の観光客がやたら少ないことも、気になった。


お次は『シー・ライフ・パーク（Sea Life Park）』という水族館。
ここでＪＴＢ限定だというイルカショーを見ることに。限定というのはつまり、ＪＴＢの客用に構成されたショーということだろう。無料だからしょうがないけど、事実１０分程度の短いものだった。
しかしこの手のは日本でも珍しくないから、興味なし。
それから、あくまで希望者のみだけど、有料でイルカと記念撮影ができるといった案内があった。
そのあとは土産物屋とフードコートのエリアにしかいられず、時間が無駄に３０分も割かれていた。
こうしてココに金を落とさせようという狙いか。タダで客を招待し、専用のショーまで開催できるカラクリは、そういったあたりにあるんだろうが、あざとさが見え見えで興ざめするわ。
暇だから一通り見て回ったけど、何も食べなかったし、何も買わなかった。名物でもあれば、また話は別なのにね。


その時目にしたのが、プリクラと思しきマシン。
プリクラは日本の文化だと思ってたけど、よもやこんな所で見かけようとは（笑
これも日本からの観光客を狙ったんだろうか。

水族館も人はガラガラで、“定番”と銘打たれたコースにしてはどこも寂しいばかり。
ハワイにあまり詳しくない僕にしてみれば、ホントに人気の観光スポットを巡っているのか、疑わしくさえ感じられた(・ω・;)