特急こうやで帰路に

2015年10月8日木曜日 19:26
高野山は、車で行くなら駐車場の確保問題が避けて通れないが、電車で行くにしても、楽をするなら特急指定席の確保が問題となることが判った。事前予約なら良いけど、当日帰りの座席を取ろうとするとね。

奥之院をあとにした僕たちは、高野山宿坊協会中の橋案内所に寄って、音声ガイドを返却。
ついでに中の橋会館でお土産を選んだ。
こうやくんを気に入った僕は、何かグッズ買おうかと考えたんだけど、コレっていうアイテムが見当たらず、断念。こうやくんは可愛いんだけどなぁ。
結局購入したのは、職場のばら蒔き用にゴマ煎餅と、『みろく石本舗 かさ國』のみろく石。帰宅後食べてみたら、ただの饅頭だった。つまんない。美味いけど。

時刻は14時45分。奥の院前バス停には、定刻15分前にも関わらず、行列ができてた。みんな早いな~。
ずいぶん後ろになったからちょっぴり不安だったんだけど、朝と同じでバスは2台やって来た。なので、無事2台目のシートに座ることができた。通路に立つ乗客もいっぱいで、かなりすし詰めだ。
高野山の最も奥深い停留所だけど、高野山駅前まで20分ほどで着くそうだ。思ってたよりずっと速い。お陰で、特急に連絡してるケーブルカーに間に合う。

駅に着いたら気忙しい時間の始まり。
乗れるか判らなかったから、僕らは予約してない。当日購入するつもりでいた。
小さな窓口には列ができており、慌ただしくそこに並ぶ。発車時刻に間に合うのか……。
しかしそれ以前の問題が。指定席残り5席と、駅員さんがアナウンスしたのだ。ギリギリじゃないか。
なんとか自分たちの分は足りたが、座席がバラバラになるが良いか訊かれた。やむなしと、承諾して特急券ゲット。ヒヤヒヤもんだな。
僕らの後ろに並んでた3人組が、あと2枚しかないと言われてるのが、離れ際耳に届いた。可哀想だが仕方ない。
行きにケーブルカーの写真を撮り忘れてたからと、バタバタしながらもそれを嫁に託した。それから混み混みのケーブルカーに乗り込み、極楽橋駅まで戻る。
それから、ホームに停まってる特急こうやに乗り継ぎ、座席番号を確認。すると、普通に隣同士だった。嫁と顔を見合せ、さっきのはなんだったんだと。
ともかく、無事乗ることができて、ホッと一息。や~、焦った。

開創1200年で混雑してる時期特有の現象かも知れないけど、夕方の特急が満席になるんだね。朝はあれほどガラガラだったのに。
当日気軽に買える南海の特急券だけど、予約しておくに越したことはないなぁ。

この日歩いたのは、千手院橋から大門に行き、そこから奥之院まで。それに自宅から駅までなど諸々加えると、10キロ近い距離になる。さすがに筋肉痛になったけど、嫁も嫌な顔せず、元気に旅を終えた。これは大きな収穫だ。
もうひとつの収穫が、歩き回る旅行にトレッキングシューズが有効だということ。普段は登山に使ってるが、試しに履いていってみたところ、足の疲れ方がまるで違った。3,4割短い距離歩いたくらいにしか疲れなかった。

結果的にダイジェストで巡ることになってしまったけど、おおよそ高野山がどんなところか解った。
今度は宿坊に泊まったりして、じっくり時間を掛けて回りたい。そう、また行きたいと思った。

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