京味噌旬菜 六角や
2013年10月27日日曜日
23:59
京都駅近くでカジュアルにおでん食べたいな~と思い、目をつけた店があった。都市圏では、地下道を征することが近道。初めての場所ではあったが、方向感覚を頼りに『コトチカ』を北へ北へ。行き当たりまで進んでから地上に出て、大通り沿いに西へ行くと、『六角や』と書かれた灯りが見えた。
階段を降りると、入り口に呼び鈴がある。押すと店員さんが開けてくれたけど、チャイム鳴らして入ったから、「こんばんは~」って言いたくなる感じ(笑
まだ18時にもなってないからか、先客は1組だけ。
カウンターに嫁と並んで座る。
雰囲気はなかなか良い。
注文はまず、おでん。玉子、大根、厚揚げ、牛すじ、こんにゃくと互いに好きなものを。飲み物は嫁が梅酒で、僕は吟醸酒。おでんには日本酒だろう。
味噌にこだわりのある店だから、もっと濃い味付けかと思いきや、程よい薄味。
追加でおでん食べるか嫁に確認すると、一通りで満足したようで、他のを食べたいとのこと。
京都らしいものが良かろうと、湯葉の刺身や生麩田楽、漬物を追加。ホクホクのじゃがいもにイカの塩辛を乗せた物も、酒に良く合う。
締めのご飯ものの選択肢がちょっと少なくて、僕はとろろめし。揚げおにぎりにおでん出汁を合わせたという、六角ボールだし茶漬けは、冒険メニューだが嫁がトライ。少し味見させてもらったところ、意外なほどあっさりしてて、美味しい。それならそうと書いてくれてたら、こっち頼んだのにな~。
飲み食いしてる間に、徐々に席が埋まっていった。
この日の客層は若く、二十代のカップルとか同僚の集まりとか。
グループがカウンターより奥の座敷使ってたけど、僕はあっちには行きたくないな。この店はカウンターに座るのが良い。
会計したら9千円くらいで、ちょっと割高な感じを受けた。そんなに飲んでないんだけど。
ただ、この店で最も印象に残ったのは、接客。
帰る際には女性の店員さんが、店の外の階段の上まで見送ってくれた。これには軽くビックリ。そんな格の店じゃないと思うのに、そこまでしてくれるとは。もちろん悪い気はしない。
時々料理を出しに顔を見せた店主らしき男性も、感じが良かった。
食事にしても旅行にしても、良い人と出会えると、ぐっと気分が良くなるよね。こーゆーの、味以上に大事かも。