つるやパン木之本本店に行ってきた

2018年3月17日土曜日 09:07

『つるやパン』は滋賀県長浜市木之本町きのもとちょうにある、創業1951年のパン屋さん。サラダパンという、コッペパンにマヨネーズで和えたたくあんをサンドした名物パンで知られる。
長浜旅行グルメでここは外せない!というわけで、いつものように車で行ってみたよ。

元々の予定は一泊二日。嫁に行きたい所を伝えたら、その数なら前泊したほうがいいんじゃないと言われ、急遽ホテル予約を追加。二日前で、よもやまだ空いてるとは思わなかったから、ますます背中を押された気がする。
金曜の仕事を定時で切り上げ、帰宅するなり荷物をまとめて出発。カーナビさんは阪神高速が渋滞していると判断したのか、山陽道から中国道経由で名神高速を走って彦根ICまで。そこから地道で行き、スーパーホテル南彦根駅前に到着。先着順という駐車場はギリギリ、端っこの停めにくい1枠だけ残ってた。ツイてる。
コンビニで調達したカップ麺や缶詰とビールで、嫁と晩酌。上々の気分で滋賀入りを果たした。

翌朝、ホテルの朝食を無視して行動開始。名神に戻って北陸道に入り、一路、長浜市は木之本へ。途中、姉川って地名だけで思わず反応するくらい、長浜知識が染み込んでることに、我ながら驚く。


木之本ICで下りて北陸本線の踏切を渡り、木ノ本駅駐車場の東口側に車を停めた。


ここは無料かつ24時間入出庫可という、木之本観光の拠点となる有り難い駐車場だ。キャパは西口側のほうが多いみたい。
駅南の地蔵坂を上って突き当たったら、札の辻跡ふだのつじあとを見ながら南へ折れる。


するとすぐ、『つるやパン』木之本本店に着いた。行列ができることもあるほど人気のお店だけど、8時の開店に合わせて行ったからか、さすがに誰もいない。お店に駐車場はないうえ、前の道路の幅も狭いので、駅の駐車場利用を強くオススメしたい。
中に入ると、大量のサラダパンがお出迎え。他にも色んなパンが並ぶ。
開店時間を過ぎていたが、店員さんたちはまだ陳列作業を続けている。しばらくすると、おばあさんがフルーツサンドを運んできた。下調べをしていた僕からすると、これがウワサの…!ってなった。
サラダパンは当然複数買いとして、それ以外をどうするか、嫁と一緒に悩んだ。それで結局、特に気になったものは全部買っちゃえ、ってことで6種をチョイス。それが冒頭の写真で、サラダパン・サンドウィッチ・ランチパン・焼そばカレー・ニコたま・おいもスイートポテト。物によっては二日ほど日持ちするので、お土産にするにも助かるね。僕らは二人で全部食べ切る気満々だけど。なお、サラダパンの消費期限は翌日。

店内には百円を投入して買える、コーヒーマシンが設置してあった。3月とはいえ、この日はやたら北風が冷たく、あたたかい飲み物が嬉しい。いい商売してる。僕たちはカフェラテを淹れて外へ出た。


山盛りのパンで膨れたビニール袋を提げて、徒歩数分の意富夫良神社おおふらじんじゃ境内の児童公園まで移動。無人だったので、ブランコに腰かけて朝食にした。

ずーっと気になってたサラダパンのお味は……美味しい。ふっくらコッペパンに、シャキシャキたくあんと、酸味控えめのマヨネーズ。何種類もの食材を複雑に絡み合わせた創作フレンチのように、大きな感動を呼ぶものではない。だけど、初めて口にするのに懐かしい味。手垢の付いた言い方でしかないけど、この表現が最もしっくりくる。
たくあんなのに、確かにサラダの名が付くのも納得の味わい。なんでも、元はキャベツを挟んでいたが、食感と日持ちを考えてたくあんに替え、名前はそのまま残したとか。
無糖にしたカフェラテとの相性も良い。コレ、癖になりそう。
後日食べたいずれのパンも、素朴で好味。『つるやパン』はサラダパンだけじゃない、と言いたい。

ちなみに、『つるやパン』のパンは本店でなくても購入できる。実際、長浜駅前の『平和堂』でも、山積みのサラダパンを見かけたよ。取扱い店舗はつるやパン公式サイトに載ってる。ネット販売も行ってるみたい。

朝から美味しいもの食べられて、ほくほく。

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