八坂の塔に寄り道

2016年10月24日月曜日 10:55
今回の旅行は仏像巡り。一度は観てみたい仏像のうち、まだ拝んだことのないものをピックアップ。法隆寺夢殿の秘仏である救世観音をメインに、大報恩寺の六観音、即成院の二十五菩薩、平等院の阿弥陀如来、浄瑠璃寺の九体阿弥陀如来と、法隆寺以外は京都に偏ってた。それなら回りやすい。
メジャーとは言い難いものも含まれてるけど、もっと世に広く知れ渡ってほしいと思うような仏像ばかりだ。

数を絞り日程に余裕を作ったので、朝はゆっくり7時半出発。
仏像拝むのに天候は関係ないのであまり気にしてなかったけど、この日は快晴。それならちょっと寄り道して、八坂やさかの塔を見に行こう。某推理小説原作のドラマ映像で良いな~と思ったのが、きっかけだったり。
名神高速京都南インターまで行くと、京都へ来た~って気がするのは、毎度ここで下りてるからだろう。
八坂通より1本北の路を東進すると、空車のコインパーキングを発見。法観寺まではすぐそこだ。こんな近くに駐車できてラッキー。

法観寺の五重塔、通称八坂の塔。
その下には多くの観光客、特に白人の姿が目立つ。日本全国、アジアからの外国人観光客が増えたけど、京都ではその数も相対的に少なく見える。
僕らはそこを素通りして、さらに坂道を上った。あくまでついで、一枚の絵が観たいだけだから。
時々後ろを振り返って塔を確認し、アングルを探しながら、二年坂あたりまでウロウロ。行き過ぎたと判って、戻りながらカメラを構えた。なにやってんだろうねぇ。


青空の下、石畳が続く坂に古い家並み、その向こうに佇む五重塔……。写真の出来は今ひとつだけど、この目で情緒溢れる景色を眺められたことは、やはり嬉しい。塔が町の中にあると、こんなにも美しいのか。
このためだけに寄ったワケだけど、その甲斐はあった。
気が済んだところで、本筋に戻ることにしよう。

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