大阪空港ホテルに前泊して熊本へ
2023年5月11日木曜日
09:27
この度の旅行は、宮崎県と熊本県に跨る“高千穂”の神話ゆかりの地巡りがテーマ。どこも、日本神話好きとして欠かすことのできない伝承地ばかり。遂に宿望を遂げられるとあって、計画しているときからワクワクが止まらなかった!行きたい所は多いけど、町内を中心にかなり固まっているため、1泊で足りそう。とはいえ、両日ともに朝から動きたい。となると、空港近くで前泊して早朝の便で発つのが良いか。
調べたところ、伊丹空港(大阪国際空港)ターミナル内にビジネスホテルがあるんだって。それが大阪空港ホテル。1つ下の階に下りれば出発フロアという、楽すぎる立地。これだ。
仕事を定時に終え、旅支度を整えたら愛車に乗り込む。リモワはこういう時有り難い。空港の駐車場に着いたら、ターミナルビルへ。
エスカレーターで3階に上ると、ホテルエントランスがすぐ見つかった。
チェックインして部屋に荷物を置いたら、一旦ホテルを出て、同フロアの『大阪エアポートワイナリー』で軽く夕食。前夜祭とばかりにシャンパーニュで乾杯し、おつまみとパスタを摘まんだ。写真は嫁から拝借。ド平日の夜とあって客層はビジネスマンばかりだったけど、人数が少なかったから案外落ち着いて過ごせた。
気持ち食べ足りなくて、コンビニで調達。
ふと思いついて、部屋に戻る前に展望デッキに寄ってみた。夜景をバックに離着陸する飛行機をぼんやり眺めたりしてから、部屋で飲み直し。この、空港に戻るっていう行為が、なんとも不思議な感じ。
ホテルの設備は一般的なビジホで、必要十分。静かに就寝できた。
遠足前日は寝つきが悪い上に早起きしちゃう、お子さまな僕。4時過ぎには目が覚めてしまい、ごろごろして5時半起床。僕の旅行に付き合うためにメイクなどの効率化に努めた嫁は、あっという間に身繕いを済ませてくれた。6時過ぎにチェックアウト。
ところで今回、機内に持ち込むつもりでスクエアリュックを新調したんだけど、熊本ゆきの利用者の少ない時間帯のANAは、100席未満の小型機らしく、機体が小さい分持ち込めるサイズも小さくなるらしい。やむなく預けることにした。そこで、「ANA BAGGAGE DROP」という自動手荷物預け機を利用。全国に5か所しか導入されていない珍しい物で、これはこれで面白い体験をした。
伊丹空港がリニューアルしてから乗客として訪れたのは、この日が初めて。全面的に変わっている中で、保安検査場を通過した先の商業エリアの充実っぷりが、目を引いた。朝早すぎてほとんど開店していなかったのが、残念だったけど。
搭乗口からバスで移動して、沖止めされている飛行機にタラップから乗り込む。これは宮古島に行く時に一度やったな。
小型のプロペラ機は、中・大型のジェット機とは随分異なるんだね。離陸時の助走が短いし、航行高度が低いように感じた。しかも、翼が胴体上部に付いているので、視界が遮られず、空からの風景をずっと眺めていられた。飛行機には乗り慣れているけど、これだけ楽しいのはきっと、乗り物に乗るのが好きなんだなぁ。今更ながら気づいた。
そんなこんなでフライト中はしゃぎっ放し。すると、通りかかったCAさんから、天気が良いので景色が良く見えますね(意訳)と話しかけられ、今この辺りを飛んでいますと、タブレットで地図と現在地を見せてくれた。他の乗客にそんな対応をしている様子はなかったから、浮かれている僕に配慮してくれたのだろう。なんて素敵な心遣い。そしてホントに子供だな僕。でもいいんだ。
熊本空港には定刻より早く到着。降りる時は、ボーディングブリッジが繋げられていた。
到着口へのエスカレーターからターンテーブルを見下ろすと、早くも自分のリュックが回っている。慌てて回収した。座席数の少ない小型機だと、そもそも預ける人も少ないから、出てくるのが早いのかもしれないなぁ。待ち時間なしで受け取れて、とても助かる。
そのままレンタカーカウンターへ直行。日産レンタカーは無人で、設置されている受話器を上げると店舗にかかった。送迎車に相乗りして、店内でテキパキと受付をしてもらった。狭い路を走ることが想定されるので軽を予約したんだけど、デイズに当たった。ちょっと運転してみたかったんだよね。パーキングブレーキが電動のスイッチなのには戸惑った。そうか、サイドレバーでも足踏み式でもなくなってきているのか。
基本操作を理解したところで、さあ、高千穂へ向けてドライブ開始だ。