内宮

2015年3月6日金曜日 10:31
朝食を済ませたら、バスで移動するつもりなんだけど、思ってたより本数が少なく、数十分待たなきゃならなかった。
そこで、暇潰しと情報収集を兼ねて、外宮前観光案内所に寄ってみた。
内宮のあとには月讀宮つきよみのみやに行きたい。係の人に行き方を尋ねると、バスに乗って中村町で下車すれば良いそうだ。
情報を得られただけでなく、中が暖かくて助かった。結構有意義に時間を使えたかも。

定刻が近づいたところで、バス停で待つ。最初は僕たちだけだったのに、その間に後ろに行列ができた。9時を回るとやはり人出が多くなるのか。
少し遅れてやって来たバスに乗り、五十鈴川駅で降りた。
帰りの電車を計算に入れて、ここでボストンバッグをロッカーに。
駅から内宮までにはタクシーを使った。結果的にバスとほぼ同時に到着。バスで乗り合わせた卒業旅行と思しき女の子の集団の、かしましい声が聞こえてきたから、そうとわかった。
他に観光バスの一行やらで、先ほどまでの外宮とは打って変わって、ここはえらい賑わいだ。

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宇治橋を右側通行で渡る。大きくて立派な檜橋だ。
早朝ではなくなったとはいえ、明らかに内宮のほうが混雑してるよ……。あっちでゆっくりし過ぎたかな~。失敗した。
団体客の渦に巻き込まれないよう、彼らを見送ったりして先へ進む。
そういえば、神苑には神の使いとされる鶏がいることがあるらしいんだけど、この日は見ることができなかった。鳥好きだから、ちょっぴり楽しみにしてたのに、残念。

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次は火除橋。
渡った先の手水舎で身を清める。

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第一鳥居で一礼。
きちっと礼をする人がいる一方、すたすた止まらない人、ど真ん中を通る人、そもそも鳥居をくぐらない人もいる。みんなここへ何をしに来たんだろう。

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五十鈴川御手洗場いすずがわみたらしにも寄って、さらに手水。自然の川の水で清めるって、なんかいいな。

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続いて第二鳥居が見えてくる。
内宮のほうがだいぶ広いんだな。知識としてはあっても、自分の足で歩くと良くわかる。

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そして正宮に着いた。
参拝者たちが列を成して石段を上っていく。
撮影はこの石段の手前まで。そこから目一杯ズームして撮ってみた。

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ふと僕が気になったのがコレ。そういえば外宮にもあった。
あとで調べたら、蕃塀ばんぺいという物らしい。不浄除けとも呼ぶらしいけど、正確な目的は不明なんだとか。
“ばんぺい”違いでばんぺいくんRXを思い出した。神さまっ関連という点ではかすってるな(何

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ここには日本の総氏神、天照大御神が祀られてる。
深い森の中に佇む社は、厳かな雰囲気で、美しい。
僕らも御幌みとばりの前でお参り。

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帰りは、第二鳥居を通らず神楽殿脇の道を進む。
東側にもある火除橋を渡って、参集殿へ。

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そこは無料休憩所になってて、水も飲めた。能舞台を眺めながらひと休み。

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宮域から出る前に、宇治橋に向かうほうとは逆に折れて、小さな二つの神社に立ち寄る。大山祇神社おおやまつみじんじゃと子安神社だ。ひっそりと存在してて、参る人もぐっと少ない。
目的は、大山祇神おおやまつみのかみとその娘、木華咲耶姫命このはなさくやひめのみことに会うこと。
先に奥の大山祇神社を参った。

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それから子安神社。
サクヤさんは桜の花が咲くように美しい女神。そうと聞けば、会ってみたくなるというものじゃないか。名前も可愛いし。我ながらなんて不純な動機。
それに、女性にとっては大変ご利益のある神様なので、嫁からのお賽銭はちょっと多めにした。これも気持ちの問題ってことで。

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いよいよ神域から出る。
橋の上からの五十鈴川の景色。大きな流れを見るのって、好きだな。

冒頭に述べたとおり、このあと内宮の別宮、月讀宮に寄る予定だったものの、時間的に難しいと判断し、やむなく諦めた。
伊弉諾尊いざなぎのみこと伊弉冉尊いざなみのみことにも会いたかったんだけどな~。
また伊勢に行くときの、楽しみを取っておいたと考えることにしよう。

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