外宮

2015年3月6日金曜日 07:22
伊勢市駅周辺のイタリアンで楽しく飲んで、ホテルに一泊した翌朝は、5時台に起床。相変わらず早朝からの活動開始である。
6時過ぎにチェックアウトして、伊勢市駅南口で見つけたコインロッカーに、ボストンバッグを預ける。今回の旅行では、この作業を繰り返してるな。ずっと持ち運べないほどではないけど、邪魔になるんだよね。

駅前に鳥居が立てられてて、気分が出るね~。
そこから伸びる路に、参拝客の姿はホント数えるほど。静かに参りたかったから、早起きした甲斐があるというものだ。
ただ、今にも降り出しそうな空模様が気に掛かる。

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駅から外宮げくうには10分ほどで到着。
一昨年の式年遷宮効果で人気沸騰してるとはいえ、さすがにこれだけ早いと人もまばらだな。良かった。

最初に外宮を参拝し、次に内宮ないくうを参って、両方に行くのが正式らしい。片方だけってのは片参りといって、よろしくないとか。
僕らはきちんとマナーや作法を守ろうと決めて、やって来た。そのほうが、お参りした実感が強く残ると思って。

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外宮は左側通行とのことなので、そちらを歩く。
表参道火除橋おもてさんどうひよけばしを渡れば、そこから先は神域。無宗教の僕でも、空気が違うように感じてしまうのは、やはり日本人だからか。
それから手水舎に寄って、両手と口と柄杓を清めた。
今まで神社に行っても、ここだけはいつもはしょってた。だけど、今回からは作法に則って。少し大人になった気分。
続いて、第一鳥居を軽く一礼してくぐる。

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第二鳥居でも一礼。ひとつくぐる度に、神聖な領域に近づくらしい。

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そして正宮しょうぐう
警備員が目を光らせてる。
ここ――板垣――から先は撮影禁止ってのが、より神聖な場所とされてることを教えてくれる。しかも、正殿には行けないし、見ることもできない。
外玉垣南御門とのたまがきみなみごもん前に立って、賽銭を入れ、二拝二拍手一礼。

正宮に祀られてるのは、豊受大御神とようけのおおみかみ。僕たちはトヨちゃん呼ばわりしてた。
お参りに行くっていうと、ピンとこない僕たちが考えたのは、会いたい神様のいらっしゃる所へ行こうと。だから、感謝を伝えるとかお願い事するとかじゃなくて、ご挨拶。
敬虔な人たちからすれば、とんでもない話かも知れない。
とはいえ、マナーはしっかり守ってるのだから、要は気持ちだけの問題だと捉えてる。

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参道を歩いてて特に印象深かったのが、杉の木の大きさ。樹齢何百年クラスのが何本もあった。
この神宮の地が、それだけ昔から大切にされ、特別な念をもって扱われてきたってことなんだろう。
こんな場所は、他にはそうそう無い。

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古殿地こでんちも見ておいた。遷宮によって社殿が無くなった場所のワケだけど、ここから移されたんだな~と思うと、ただの更地とはちょっと違って見える。

宮域内の参拝は最小限に止めたけど、静寂な雰囲気のなか参ることができて、清々しい気持ちになれたよ。

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