レストラン バスク
2017年5月25日木曜日
13:16
函館市函館空港に降り立ったらまずは、『はこだて手ぶら観光』を利用して、手荷物を宿泊先に届けてもらう手続き。再雇用者なのかおじいさんが受け付けてくれたんだけど、たどたどしくて要領を得ない。横にいた女性店員さんのサポートでなんとか申し込み完了。
身軽になったらタクシーで『レストラン バスク』へ。ドライバーさんに店名だけで通じたから、函館ではかなり知られてるのかも。
ここまであまりにスムースに進んだもんだから、予約時間より早く着いてしまった。途中で見かけたコンビニまで戻ったりしてたら、暇が丁度潰れた。
外観はちょっと地味。だけど店内は梁見せ天井で、そこにいくつもの自家製生ハムが吊り下げられてた。開店当時の日本には生ハムが無く、仕方なくシェフが自分で作ったのがはじまりだとか。
その生ハムや豪華なコースを味わいたい気持ちはあるものの、機内で食べたお弁当のせいで、それほどおなかが空いてない。
そんなわけで、一番軽いお昼のコースAをオーダー。サラダ,自家製パン,スープ,魚または肉料理,デザート,コーヒーまたは紅茶という内容。バスク地方特有という言葉に惹かれて、二人で異なる肉料理を選んだ。そして赤ワインで乾杯。いいねぇ。
僕のメインは豚のゼラチン質を使った料理。注文の時に豚足が大丈夫か確認されたほどで、なるほど確かにアレが苦手な人には食べられなさそう。なんでも食べられる僕にとっては、非常にユニークかつ美味しい一品。面白い。
嫁が頼んだ子羊のシチュートマト味を少し分けてもらったら、こちらも羊独特の匂いがやや感じられ、癖がある。だけど美味。
僕らのあとに入ってきた老夫婦は常連といった風で、シェフ自ら生ハムを切り分けてた。彼の色々説明してる声が聞こえたけど、押しつけがましいところはなく、品のある佇まい。ホールスタッフの女性も感じが良かった。
あと、店内禁煙ってのも大事なポイント。
どれも美味しかったけど、特に肉料理の印象は強烈。接客も素晴らしい。それでいて気取らない空気という絶妙なバランス。そういうお店でランチがしたくて選んだんだけど、大正解。函館再訪の際には、是非もう一度立ち寄りたいものだ。その時こそあの生ハムも頂こう。