今更ながらANAのプレミアムクラスを体験

2017年5月25日木曜日 11:10
ちょっと贅沢にプレミアムクラスを体験してみたい。函館旅行を計画するにあたり、近場だと伊丹空港からしか路線が無く、どうせANAに乗るならと。で、これがメチャクチャ快適で、次からも乗りたくなるほど魅力溢れるサービスだった!

競争倍率高そうなので、念を入れて受付開始日時丁度から予約手続きに取り掛かれるよう、わざわざ半休取って、無事に二人分往復の座席を確保。この瞬間からワクワクしてた。

函館へ発つ朝、渋滞のリスクを考慮して少し早めに家を出た。大阪国際空港――通称・伊丹空港――に着いたのが8時過ぎ。小雨が降ってたけど、傘を持っていきたくないので小走りでターミナルへ。
子供の頃親に連れられてしか行ったことなかったもんだから、ビルに入ってからまごついた。自分では神戸と関空しか使ってこなかったな。
手荷物を預ける必要がないので、2階出発ロビーに上がる。2次元バーコード取得済みだからチェックインも不要。プレミアムクラス専用チェックインカウンターがあるんだけどね。

最初に優越感を享受したのが、セキュリティチェック。平日の朝ということで、仕事に向かう人たちが列を成してる一般の検査場。それを尻目に、スイスイとプレミアムクラス専用保安検査場を通過……これは気分が良い。


続いてラウンジ。伊丹空港自体の勝手がわかってないから、ここでも迷ってしまった。嫁の助けを借りて入口を発見。
ANAスイートラウンジとANAラウンジは入口が共通なのね。スイートはハイステータスの人しか利用できない。
入室の際に搭乗券(2次元バーコード)の確認を求められ、それから中の階段で3階のANAラウンジへ。
ここもほとんどスーツを着込んだビジネスマンが大半。優雅な出張族たちだ。そんななかでカジュアルな旅行者である僕らは、少々浮いていたかも。しかし堂々としていれば良い。
リラクシングエリア壁際のソファに、並んで腰を下ろした。セルフのドリンクサービスから炭酸水を持ってきて、ゆったりと過ごす。こんな所で出発まで待てるなんて、スッゴい楽。ビールやウイスキーなどアルコールも用意されてたけど、飲みたいものが無かった。
プレミアムクラスは優先搭乗が可能だけど、ラウンジでギリギリまで寛いだ。

機内でも素晴らしい待遇。
僕らが取ったのは最前列の席。かなり遅く乗ったけど、頭上の収納棚はほぼ自分たち専用みたいなものなので、悠々荷物を入れられた。
座席に座ったところでCAさんがそばに来てしゃがみ、恭しく挨拶。「本日はプレミアムクラスにご搭乗いただき、ありがとうございます」
元々ANAのCAさんは接客丁寧だけど、輪を掛けて気持ちの良い応対だった。
シート自体も前後の間隔も広々。国際線ビジネスクラス用というスリッパに履き替えて深く腰掛けたら、かなりリラックスできる。隣席との間にパーティションが付いてるから、一人の時でもプライベートな空間を維持できそうだ。
フットレストの出し方など、リクライニングシートの操作盤を触ってみる。知らないことだらけだからこそ、臆せず色々試した。
最前列ゆえに、手荷物を仕舞える場所は収納棚しか無い。ハンドバッグをどうすればいいかCAさんに訊くと、離着陸時には膝の上で抱えてほしいとのこと。なるほど。すぐそこにいるから声を掛けやすいのも、地味にポイント。


離陸して安定飛行に入ったら、朝食が供された。CAさんからテーブルを出してと言われてから、いそいそと用意をした。勝手がわからん。ここで学んだので、帰りの便ではスムースにできたけど。
メニューは、わかめご飯を中心にした小さなお弁当と、和風ポタージュスープ。温かい汁物が嬉しいね。味も良くて、そこらの仕出し弁当より美味しい。お昼のことを考えて残そうかとも考えてたけど、結局平らげてしまったほど。


さらに、ドリンクが豊富ななかから選び放題。僕たちは揃ってスパークリングワインをチョイスして、空の上で乾杯!メッチャ楽し~い。
この日は気流の乱れで安定飛行の時間がやや短く、あまりだらだらとは飲めなかったけど、朝からリッチだね~。

トイレに立ったときに気づいたんだけど、普通席との間はカーテンで仕切られてるんだ。つまり、トイレもプレミアムクラス専用ってことじゃん。道理でいつも空いてると思った。
着陸前には、飴やクッキーを持ってきてくれた。そこまで選ばせてくれるのか。帰りは大量に飴を貰った。

そして函館空港に到着。一番前だから、降りるのだって誰よりも真っ先に。もし荷物を預けていた場合、優先的に引き取りできるようになってる。その必要すらない僕たちは、あっという間に到着ロビーへ!

や~……快適、快適過ぎる。こんなに心地よい空の旅があるんだね。運賃は普通席の2倍程度掛かるけど、その価値は十二分にある。単に贅沢をするというだけのことではなく、時間とストレスフリーな空間をお金で買ってる感じ。
余裕があれば、じゃなくて余裕を作って、次からもANAに乗るならプレミアムクラスで行きたい。

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