格子の家とならまちの風景

2015年8月29日土曜日 14:14
続いて向かったのは、格子の家。伝統的な町家を再現してるそうだ。趣のある良い写真が撮れそうなので、寄ってみた。
ここも無料で入れる上に、休憩所としての利用も可能。散策に疲れたときに行くのも、ありかも知れない。

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2軒の家を繋げたような構成になってて、格子の家本体の玄関からは入ることができず、隣の家から入るような格好になる。って、窓口の女性に教わって気づいた。
靴を脱いでお家にお邪魔する。みせの間は、格子から差す光が作り出す陰影で、とても素敵な雰囲気。通りに面した部屋であることから、“店”もしくは“見せ”の間というらしい。囲炉裏を囲んで座ってみたりした。
その隣の座敷は少し薄暗く、階段箪笥やアンティークのような和箪笥が並ぶ。階段箪笥こそ無かったけど、母方の実家みたいでどこか懐かしさを覚えた。

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中庭がまた風情があって気に入った。長い奥行きの家を庭を挟んで見通す……いいねぇ、美しい。
最奥の離れにはパネルの展示がされてあった。
戻って階段を上り、厨子二階つしにかいにも行ってみた。天井が低く、欧米人の方だと頭をぶつけてしまいそうだ。こういうところも、古い日本家屋であることを窺わせる。

かつては当たり前だった、ただの住居。そこにこんなにも情緒を感じるのだから、不思議なものだ。

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それはならまちを歩いていても思ったことで、何気なく通りを眺めてるだけなのに、ムードがある。

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散策してる女性二人(PLさんと嫁だ)を後ろからこっそり写してみたら、それがまた絵になる。良い町だなぁ。兵庫県民として比較してしまうのは姫路とだが、これは奈良には勝てない。

PLさんに今回会いに行った理由は、嫁が趣味で作ったとうらぶモチーフのかんざしを、彼女が気に入ったそうなので、手渡しついでに奈良まで遊びに行こうとなったこと。
せっかく地元の人に会えたのだからと、奈良についてツッコんでみたものの、何も無いと返されてしまったんだよね。
だけど、ランチしたカフェといい、神社仏閣だけじゃない、他にも魅力のある土地なんだと、良くわかった。奈良の人はそれをもっと誇っていいと思う。

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