明日香村のカフェ poca frereとCURRYON

2022年6月26日日曜日 15:25

飛鳥時代は、日本初の女帝・推古天皇すいこてんのうの即位を機として、飛鳥に宮都が置かれたことに始まり、(途中、難波・近江・藤原にも遷ったが)平城京に遷るまでの期間を指す。古代飛鳥とは、現在の奈良県高市郡明日香村を中心とする地域。時代区分の考え方は他にもあるし、飛鳥も厳密には飛鳥川の東岸とか細かい話はあるけど、ともかく、この飛鳥の宮都を巡ろうというのが、今回のテーマだ。
きっかけとして、高取町の『花水土香』さんにまた行きたいのが先にあって、それなら隣の明日香村にも寄ろうと。そしたら珍しく嫁も行きたい場所を探して、岡寺と橘寺を提案してくれた。岡寺は草壁くんの岡宮が基になっているし、橘寺は欽明天皇の「橘の宮」の地に建てられたとの伝承がある。他の行きたい場所も勘案し、よし、テーマは宮都だ、と決めた次第。
明日香村を車だけで回るのは厳しいので、効率的なルートを設定した。このため、年代順に訪れるわけにはいかず、旅程どおり時系列に並べて書くと、話題がバラバラになってしまう。なのでこの度は、実際に訪れた順番ではなく、関連する場所ごとにまとめることにしよう。
簡単にスケジュールを記しておくと、1泊2日の日程。1日目は『poca frere』さんでのランチから始めて、甘樫丘駐車場を起点に明日香村埋蔵文化財展示室・水落遺跡・石神遺跡・雷丘東方遺跡・向原寺と歩き、飛鳥坐神社・飛鳥東垣内遺跡に寄ってから、酒船石遺跡、万葉文化館内の『CURRYON』での休憩を挟み、飛鳥宮跡・飛鳥京跡苑池。2日目は岡寺・橘寺をじっくり拝観し、牽牛子塚古墳を見学したら、『花水土香』さんでゴール。久しぶりにだいぶ欲張った。

というわけで、まずは軽く、1日目のランチとカフェについて。
翌日の朝を楽にするために宿泊日程にしたんだから、初日はそこまで早起きしないことに。ランチの11時半の開店に間に合えばいいやと、9時過ぎに出発。阪神高速松原線・喜連瓜破~三宅JCTがこの6月から約3年も終日通行止めで、奈良県央へ行くにもこれを避けなければならない。なので、山陽道から中国道・近畿道と広域迂回して、南阪奈道へ。


2時間ほどで『明日香 夢の旬菜館』に到着。開店には少し早いけど、お土産も売っているらしいから、とりあえず入ってみた。ら、併設のレストラン・カフェも営業を始めているようす。有り難い。


poca frereポカフレール』さんは、『平城のとよほき』というイベントに出店されていたときに食べたパスタが美味しくて、本店にも行ってみたいよね、って嫁と話していたお店。


二人揃って、古代米ごはんのワンプレートランチを注文。メイン料理も同じものを。鯛にサッパリした柚味噌が合う~。シンプルに塩ゆでしただけの大和野菜も、野菜好きにはたまらん美味しさ。冷製カッペリーニにこのお店の味の特長を感じたり。ごちそうさまでした。

それから、天気予報で聞いていたより晴れて気温が上がるなか、車と足であちこち史跡を巡ったら、疲れ以上に暑さに参って、奈良県立万葉文化館の中のカフェレストラン『CURRYONカリオン』にてひと息。注文が立て込んでいたようで、だいぶ待つことになったけど、その間も涼しい所でゆっくり休めたから良し。


ここでも二人とも同じく、明日香花手水ソーダをチョイス。すっごいカラフルでカワイイ!ソーダの味と炭酸が涼をもたらしてくれるし、浮かんでいる花もエディブルフラワーだから食べられる。さらに、レモン水を足すと、色が紫に変わる遊びまである。
他にも映えるメニューがたくさんあったし、頑張ってるなぁと。素敵なお店を知れて良かった。

サイト内検索