異国のような美瑛
2014年7月14日月曜日
23:57
富良野をあとにした僕らは、北上して美瑛へ。こちらもずっと行きたかった場所だ。美瑛の丘を巡る道は、パッチワークの路と呼ばれる。
名の付いた名所が点在してるので、まずはケンとメリーの木へ向かった。
ぽつんと立った樹は存在感がある。背が高い。それに何より、風景が一枚の絵みたい。
そこから道路を挟んだ反対側は、特に名前はないが、それでも絵になる。これが美瑛か。
平日のまだ8時になってない早い時間とはいえ、富良野の人出と比べると実に静か。ほとんど誰もいない。
ここからのんびりと、景色を楽しみながらのドライブ。カーナビに目的地を順にセットだけして、走り出す方向は気の向くまま。同じ道をなぞることになったり、通った道を跨いだりしたけど、それでも楽しい。
その名のとおりパッチワークのような畑が見えたりして、何気ない風景に目を奪われる。あ、もちろん安全運転で。
撮影は嫁に任せて、彼女の思うように撮ってもらった。
これらはすべて、観光用に整備したのではなく、農業の営みによって産み出された自然美。だから尚更凄い。
濃淡様々な畑も、遠くにそびえる山脈も、雄大そのもの。
ここはホントに日本なのかと。他には無いユニークな世界だと思う。
セブンスターの木や親子の木などを経由して、マイルドセブンの丘に着く。近くに小さな駐車スペースがあったので、そこから少し歩いて近づいた。
ここは一段と緑が美しい。
こうした木々も、観光目的で植えられたものではない。畑の所有者同士の境界を示すものであったり、防風林であったり、中にはその役割を終えたものもあるとか。観光資源として、農家の方々が好意で残して下さってるらしい。
訪れた僕たちはそれらを楽しませてもらってるワケだけど、あくまでも私有地、マナーはきちんと守らなければ。
畑の中に立ち入らない、駐車場以外の道などに車を停めない。そんな当たり前ができない輩がいるという話も聞く。残念でならない。
どうにかして、この独特の風景を保護していけたら良いのに。
この広い広い大地とそこに落ちる雲の影を思い返すと、色々考えてしまうな。
次はエリアを移動して、パノラマロード。先ほど目一杯堪能したので、今度は軽く流す程度にした。
美瑛の数少ない商業施設、『四季彩の丘』に立ち寄る。花畑は完全に無視して、アルパカ牧場へ(何
アルパカたちは、もっさもっさ草を貪り食ってた。あまりに夢中なので、だんだん草が美味そうにさえ見えてくる。
なかなか上手く撮れないからと、嫁がやたらいっぱいアルパカを写真に収めたから、手元の画像を見返すと、アルパカ率高い(笑
そんな長い時間いなかったんだけどね。
圧倒的なスケールの光景を目にして、大いに感動した。本当に素晴らしかった。
北海道には色んな魅力があると、改めて思い知ったよ。