くらしき川舟流しに旅情を感じる

2016年4月22日金曜日 16:04
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見てて風流なくらしき川舟流し。せっかくだからって軽い気持ちで乗ったけど、これが意外と楽しい。

倉敷美観地区を散策中、通りかかった川舟乗船券販売所で、時間指定してチケット購入したんだけど、直近の時間帯だと埋まってたりした。平日でもなかなかの人気ぶりだ。

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川舟流しが10周年だそうで、チケット買ったときに記念品を貰った。イグサのコースターにポストカード、缶バッジ。偶然こういうのに当たると、なんか嬉しい。
それにしても、まだ10年しかやってないってのが意外に感じた。もっと昔からあるようなイメージ。……それだけ名物として定着してるということか。

14時が近づいたら乗り場横のベンチで待機。ぼんやり座ってると、2艘の舟が戻ってきた。
その乗客が下りたら僕らの番。どうやら6名ずつ乗るらしい。まず母子が前に乗り込んだ。

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案内をしてくれたなかに、とても陽気でユーモアのあるおじさんがいて、乗る前から楽しい気分に。手持ちのカメラを渡すと、記念撮影のサービスも。
借りた笠を被ったんだけど、快晴で日射しが割と厳しい日だったから、大変助かった。

同じ舟に乗るはずの人がまだ現れないようで、もう1艘に乗る予定だった人たちが僕らの後ろに乗り、出発。

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目線が下がれば見え方も変わる。なかなか新鮮。
前に座った女の子が、「きれい~」と声を上げた。こんな幼い子でもそう感じるのかと、軽く驚く。子供は正直だから、誰の目から見てもこの景色は美しいんだっていう証明だね。
しかし、それから10分と経たないうちに、「まだ~?」とその子はママのほうばかりに顔を向け始めた。やはり子供は正直である。

大人たちは船頭さんの話に耳を傾けつつ、辺りを眺め続けた。舟も、時間も、ゆっくり流れる。

河畔からはちょくちょくカメラが向けられた。多少気にはなるが、さっきまで自分たちも同じことしてたし、撮らせてやったら良いと思う。

原綿積み降ろし場跡や橋の意匠など、見える範囲の事柄について、船頭さんが解説してくれた。少し調べればすぐわかるようなことばかりだったけど、何もリサーチせずに訪れた僕たちは、その一つひとつにへぇ~と感心した。無知でいるのもそれはそれで楽しいもんだな。
ただ贅沢をいえば、もうちょっと笑えるような話術があればな~。この辺は当たり外れあるかもだけど。

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およそ20分で乗り場に戻った。所要時間からすれば料金5百円は妥当。その長さも丁度良かった。と個人的には思えた。結構満足。
過度な期待をしてなかったというか、あまり何も考えずに乗ったからか、かなり楽しめた。旅の記念には良いね。

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