ディズニー美女と野獣ルームでディナー
2023年9月13日水曜日
23:57
『美女と野獣』は、嫁が大好きなディズニー映画だ。その映画の世界観が広がる客室が東京ディズニーランドホテルにある。そこでディナーを食べるのが、嫁のささやかな夢のひとつ。その夢を叶えてきたよ!
アウパした僕らは、コインロッカーからリュックを回収し、東京ディズニーシー・ステーションからリゾラ(ディズニーリゾートライン)に乗った。滅多に電車などに乗らないけど、ようやく嫁もモバイルSuicaデビューできた。ミッキーデザインの車両が可愛い。40周年のラッピングカーは、行きにチラッと見かけただけになったな。
東京ディズニーランド・ステーションで下車したら、ランホは目の前だ。ビクトリア様式の豪奢な佇まいが美しい。
スマホを見ると、1分前に不在着信が。ホテルからだ。もうすぐだし、折り返すよりフロントで用件を聞いたほうが早いだろう。
正面入口から入って階段でロビーのある3階に上がり、レセプションにてチェックイン手続き。公式アプリからオンラインチェックインができるのだけど、なぜかロックが掛かっている。その旨をスタッフさんに伝えると、解除してもらえた。アプリを強制停止して完全に起動し直さないと、反映されなかったけど。
着信の件も確かめてもらったところ、ルームサービス係からとのこと。その場で電話を繋いでくれた。用向きは注文内容の確認と、食後の飲み物を何にするかだった。出られなかったのは申し訳なかったけど、大した用事でなくて良かった。
エレベーターで5階へ。公式アプリはルームキーにもなる……はずなんだけど、反応しない。使い方がわからなくて少々苛立つ。3階に戻ってスタッフさんを捕まえて使い方を教えてもらい、やっと部屋に入れた。接する方々はみな丁寧で親切にしてくださるのだけど、アプリのUIは不親切。やれやれ。
さあ、気を取り直して、ドアを開けるとそこは美女と野獣の世界!壁紙のコグスワースと目が合ったよ。ルミエールやフェザーダスターもいる。読書が大好きなベルが喜んだ、図書館の本棚がモチーフだろうか。
レストルームとバスルームそれぞれの扉には、映画のオープニングとエンディングを飾るステンドグラス。
洗面所の壁紙には、ポット夫人やチップが。
ドレッサーチェアはサルタン!脚がちゃんと犬になってる!
テレビボードがワードローブさんモチーフなのも面白い。
ベッドには魔法のバラがあしらわれている。
そして、なんといってもアルコーヴベッド!ディズニー美女と野獣ルームは4種類あって、中でも5-9階、アルコーヴ(壁のくぼみ)を利用した、このアルコーヴベッドのあるツインルームが人気。頑張って予約競争に勝ったんだよ。
嫁と一緒にワイワイはしゃぎながら室内を巡った。
さて、ルームサービスの予約時間が迫りつつあるけど、入室に手間取ったから結局まだドリンクが準備できていない。そういえば、テレビからルームサービスが注文できると言っていたな。高くつくけど時間のほうが惜しいし、頼んでしまおう。QRコードが表示されたので、モバイルオーダーする形になった。すると今度は部屋の電話が鳴って、出るとまたルームサービス係さんで、ドリンクはディナーと一緒に持っていけば良いかと、訊いてくださった。細やかな気配りが嬉しいね~。
シャワーで軽く汗を流したかったけど、こちらも時間が無い。でもディナーに備えて着替える。
そうこうするうち、コン・コン・コンとノックする音が。招き入れると、朗らかな女性スタッフさんがワゴンを運び入れ、料理をセッティングしていく。その最中にアレコレお話ししてくださって、この素敵な部屋の秘密を教えてくれるなどした。すぐ召し上がるならラップを外しましょうかと尋ねられたので、お願いした。シャンパーニュのコルクも開けてくれた。
さらに記念撮影まで。もう至れり尽くせりだ。舞踏会シーンのベルと野獣を意識したバウンドコーデに身を包み、雰囲気たっぷりのアルコーヴベッドを背景にディナーを楽しむんだ。「ひとりぼっちの晩餐会」ならぬ、二人っきりの晩餐会を過ごそう。
時節柄、セットメニューは“ディズニー・ハロウィーン”スペシャルディナーコース。アミューズは「ピスタチオを纏ったスパイシーポークリエット カボチャとカッテージチーズ ジンジャーパンプキンサブレ」、前菜は「シーフードと彩り人参のサラダ オレンジのアクセント」、魚料理は「金目鯛の鱗焼き 茄子とポワロー、トマトのサルサ」、メインディッシュは「牛サーロインのグリル ベリーソース 茸と木の実のソテーとトリュフ香る栗のピュレを添えて」、デザートは「ホワイトチョコレートとアッサムティーのムース 季節のフルーツコンポート」、ブレッドは「ミッキーパン バゲット チーズブレッド」。食後の飲み物は紅茶をチョイスした。
部屋での食事は、誰にも気兼ねせずゆっくり寛げるのがメリット。ただ、どうしたって料理は冷めてしまう。でもね、どれも冷めても美味しい!どうせ温かいままは食べられないしなぁと諦めていたし実際その通りなんだけど、それでもなお期待を上回る味わい!感動したよ。
食べ終えてひと息ついたら、サービスホットラインに電話して、ワゴンを片付けてもらう。部屋にやってきたスタッフさんは、イケメンだし、どうぞお気になさらずお掛けになってくださいと気遣いもしてくれるし、テキパキ動きながら和やかにトークもと、これまた素晴らしい対応だった。
一日の締めくくりに花火(スカイ・フル・オブ・カラーズ)を見たかったんだけど、残念ながら中止に。上空の気流が不安定なようだ。天候には逆らえないね。
スタッフさんに教えてもらった秘密をネタバレしていこう。
壁にルミエールとコグスワースのシルエット。これは気づける。
本棚にはディズニー作品のタイトルが並んでおり、『Aladdin』・『Pocahontas』・『Mulan』は英語だから判るけど、残る2つはフランス語。『Blanche Neige et les Sept Nains』は下のリンゴが、『La Belle au Bois Dormant』は横に寝ていることがヒント。
難問はベッドのシーツ。なんとミキミニやグーフィー、ドナルドが隠れている!写真はコントラストを上げて判別しやすくしたけど、肉眼では頭を振って光の加減を変えないと見つけられないレベル。これ、自力で気づけた人は凄いなぁ。
食後には、吹き抜けの天井の隠れミッキーを探したりと、ホテル内を散策。クラシカルなミキミニの銅像など、見て回るだけで楽しい。
閉園から1時間以上経つのに、ロビーにはまだまだ人がいるし、ルッキンググラス・ギフトも買い物客で賑わっていた。
この日も湯船に浸かってから就寝。疲れのお陰でぐっすりだった。