マダム・タッソー東京と夏コミ

2019年8月12日月曜日 21:27

二日目は、蝋人形館のマダム・タッソー東京と、コミックマーケット96。


朝はゆっくり活動開始。お盆期間とはいえ平日、マダム・タッソー東京の営業が11時からとのことで、昼食の時間が中途半端になりそうだから、ルームサービスで朝食を用意してもらい、ブランチにしようとね。二人とも気分でエッグベネディクト。配膳係さんの接客が野暮ったかったな~。食事は味も量も良かった。
ルームサービスを使って時間をずらす方法、今後も活かせそう。我ながら良く思い付いたもんだ。

Twitterで夏コミTLを確認してみると、雨で待機列が大変そうだった。っていうか雨降ってるのか。わざわざ傘を買って歩くのは嫌だなぁ。
とりあえずチェックアウト。荷物を預けようとベルデスクに行くと、並んでいる人が数人と、何やらトラブル発生中の海外の方の対応をするホテルマンがいて、結構時間を要した。列を整理するでもなく声掛けがあるわけでもなく、ただなんとなく待たされたのは不満。うーん、チェックアウト手続きでフロントが混むのは解るけど、もうちょっとスマートにやれないかなぁ。
結果的に雨上がりを待つことになったので、良い方向に転がった気はする。


目的地に向かいつつ、日中のユニコーンガンダムを見ていく。ガンダム然とした“角割れ”も良いけど、品のある“一本角”の顔立ちも好き。

センタープロムナードをテレポートブリッジ手前で下りて北上。青梅・台場クロスウォークという不思議な構造の歩道橋を渡って、デックス東京ビーチへ。通りに面したコーヒーショップが、夏コミ期間は早朝営業をうたっていたのが、印象に残った。需要あるだろうからねぇ。
外のエスカレーターを上がると、3階から館内に入ることができた。

マダム・タッソー東京の入口がすぐそこにあった。マリリン・モンローがお出迎え。ウェブ前売り券をチケットカウンターで提示して、バーコードを読み取ってもらう。


まずはマツコ・デラックスと記念撮影。嫁と比べると、マツコの大きさが良く判る……ホントデカいな。蝋人形を触ってもいいのが、楽しみの幅を広げてくれるよね。


奥のエレベーターで6階まで上がるよう案内されたので、乗ろうとしたら、そこにはブルース・ウィリス。はは、ファーストインパクトで驚かそうってわけか。好きだよ、こーゆー仕掛け。

ジョニー・デップと並んでみたり、英国ロイヤルファミリーや安倍晋三首相に会ったり。単にフィギュアを置いているだけでなく、オスカー像のような小物を用意していたり、記者会見風にモニターに映したりと、様々な工夫が凝らしてある。周りの客たちも、思い思いに遊んでいた。良く考えられてるな~。


そして何より、蝋人形がリアル!五郎丸歩選手に至近距離まで迫ってみたけど、生きている人にしか見えない。このクオリティには驚嘆した。


音速の貴公子、アイルトン・セナを差して、「誰?」って言っている若い子を見かけて、軽くショック。僕の世代にとっては、F1のカッコよさを教えてくれた、天才レーサーだよ……。


力士らしくない筋骨隆々の引き締まった体に、端正なマスク。現役時代を知らない嫁が、もっと早く知りたかったと言っていた千代の富士と、念願(?)の御対面だ。


誰か座ってると思ったら、デビッド・ベッカム。後ろの客の中に溶け込んでいる。なんせ気配や視線を感じる勢いだもん。


それにしても、ジャンルが幅広い。ハリウッドスターやセレブ、世界のリーダー、スポーツ選手にアーティストから、歴史上の偉人や文化人まで。芸能人よりスポーツに興味がある僕には、ピークが来るの早かった。嫁が色んな人と一緒に写真を撮ってはしゃいでくれたのが、嬉しいね。
あと、それ以外の雑感。まゆゆ好きなんだけど、表情が硬いせいかイマイチだったな。時々嫁がモノマネ(しかも似てる)する黒柳徹子と遭遇したのは面白かった。ソファに深く腰掛けたセレブの首根っこに抱き着いて、恥ずかしいと言いながら喜んでいるおばさま方なんて、傍から見ても楽しかったよ。メインフロアの先はギフトショップなんだけど、そんなところに追いやられたジャッキーが、ちょっぴりかわいそうだった。

デックス東京ビーチを出たら、東京テレポート駅の前を通って、今回は企業ブースが入っているという青海展示棟を横目に、シンボルプロムナード公園に戻る。夢の大橋を渡っていると、向こうからは、コミケ帰りの戦利品を携えた人々が歩いてきた。


東京ビッグサイト。逆三角形の独特のフォルムを見ると、来たなぁ~って実感する。何年ぶりかな。一方、嫁は初めて。コミケは日本最大級のイベントなので、社会勉強にもなるね。
今回の夏コミは、東京オリンピック準備で東展示棟が使用できず床面積が減るため、従来の3日間から4日間に日程を増やしたらしい。ところが、3日目までの来場者で昨年夏と同程度の53万人と、その効果はみられないという。費用増大と入場者制限への対策として売り出されたリストバンドも、前者はともかく後者が機能したのかどうか。
朝から挑むと過酷な戦場と化すコミケも、午後からなら比較的ゆったり。午前中に新刊が無くなるような人気サークルにでも行かなければ、ずっと楽に参加できる。念のため用意したリストバンドも、すでに規制が解除されており、不要だった。

僕らの目的は南展示棟。標識に従い歩いていく。屋上はコスプレエリアになっていた。会場が見えてくると、まだ建物の中に入っていないのに、目の前から冷房の風が流れてきて、気持ちが良い。新しいとは聞いていたけど、これは快適だね。
最初は僕しか用がないと思われたコミケ。ところが、嫁が同人ゲームで遊んでおり、そのサークルさんが今回初めて参加されるという。感想を伝えられるまたとないチャンスなので、僕が背中を押した。サントラもお迎えできたし、良かったね~。
僕は巡礼本のほか、駒碧さんとこに寄って新刊をゲット。軽口をたたき合える友人の存在は有り難い。仲が良いんだね、って嫁の目にも見えたみたい。
せっかくだからと、アクセサリーなどの雑貨の島も見て回ってから、出ることにした。

ビッグサイトの敷地を出ても、歩く方向が制限される。流れに乗ってもしんどいので、途中でタクシーを捕まえて、脱出。
疲れることは織り込み済み。確実に休憩できるように、グランドニッコー東京台場のロビーカフェの座席を、予約しておいたのだ。予約可能なカフェって重宝するわ。
嫁はアフタヌーンティーを楽しみ、僕はコーヒーでひと息。ホテル内は落ち着くってのも利点だ。予定はすべて消化したので、このあとどうするか相談して、もう空港まで行っちゃうことに決まった。
ベルデスクで預けていた荷物を受け取り、リムジンバスのチケットも購入。すんなり羽田空港まで行くことができた。

両実家へのお土産を選んだあとは、夕食。前に利用した『赤坂璃宮』は、閉店してしまっていた。残念だったけど、同じく中華の『彩鳳』は、昨年復活オープンしたお店らしい。それなら期待できそうだと入ってみたら、確かに美味しかった。セットではなく、色んなものを少しずつシェアして食べるの、嫁とだからやりやすい。
神戸へのフライトは定刻通り。

二日間、暑さに見舞われることこそあったけど、ほとんど窮屈な思いをせず、落ち着いて過ごせた。こういう旅行も良いもんだ。お互い、やってみたかったことも経験できたしね。

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