よしよしよしのinよしので遊んできた

2018年6月2日土曜日 16:23
奈良県吉野郡吉野町上市で行われたイベント『よしよしよしのinよしの』。週末に合わせて出かけたのは、これにも行けるようにしたからなんだよね。イベント名は、万葉集にある吉野について詠われた、天武天皇の歌にかけてのものらしい。さすが。

宮滝から上市へ。上市は2年前にも訪れたことがある。車は吉野川の河川敷パーキングに停めた。二度目とあって、勝手がわかってるから迷わない……はずだったんだけど、河川敷に下りる入口を、一度は通り過ぎるというポカをやからしたっていうね。

てくてく歩いて、まずは『ねじまき堂』。
13時を過ぎていたので、『花水土香』さんの点心残ってるかな~と心配だったんだけど、予感的中。時間が時間だし、しょうがないね~。
目的は他にもある。『ことのまあかり』さんのかき氷、もとい削氷けずりひだ。『ことのまあかり』さんは近鉄奈良駅近くのカフェバーで、この日はイベント出張。


注文はもちろん、イベント限定『吉野宮よしののみや』。ここの削氷はみな、歴史ファンならニヤリとするネーミングばかり。宮滝をイメージしたという、青と白が涼やかだ。
作っていただいたのが、イベント主催者であり、僕がTwitterでお世話になっている、生駒あさみさん。オフでははじめましてなので、ご挨拶をさせてもらった。
溶けないうちにと気遣ってくださって、奥の座敷でソファに座って食べた。やけに暑い日だったから、氷の冷たさが嬉しいね~!下にはゼリーが入ってて、最後まで美味しく頂けた。嫁はあまりお腹を冷やしたくないとのことで、ちょっとだけ分けてあげた。でも美味しいって。


食べ終えたら『フルコト』さんの雑貨を物色。『フルコト』さんも店舗は奈良市にある。奈良と歴史が好きな人間には、たまらないグッズがズラリ!可愛い小物も多く、嫁も反応。二人でたくさん買い物しちゃった。
合間々々に生駒さんとお話しすることもできた。奈良愛のとても強い方で、時に厳しいコメントもなさるんだけど、実際お会いしてみると話しやすい~。僕の作ったばかりの風土記サイトに触れてくださったり、古事記の中下巻の面白さに、みんな気づいてくれたらいいのに、って話で意見が一致したり。それと、バランス取るのが巧みな嫁が途中サポートしてくれたのが、有り難かった。有意義な時間だったよ~。生駒さん、ありがとうございました!

イベント会場は他にもあるので、行ってみる。『上市スタンド』では、『ポニーの里』さんの当帰茶葉に嫁が興味津々。漢方薬として知られる当帰のお茶なので、独特の香りが強い。試飲させてもらうと、意外と飲みやすく、これならいいねってことで購入。


最後にメイン会場となっている『三奇楼』へ。門が可愛い。
蔵の1階がバースペースになってて、めっちゃくちゃオシャレ。その2階では上村恭子さんのミニ個展が開かれてて、美しい絵の数々を楽しめた。ここも嫁が相当気に入ったようす。
それから離れや本館をぶらぶら。手作り感溢れる催しの雰囲気、いいなぁ。だけど人見知りなので、こっちからは声かけるの躊躇うんだよな~。
あんまりお腹空いてなかったからまだ良かったんだけど、結局ご飯ものは食べ損ねてしまった。

3か所巡ってスタンプを集めたらプレゼントがあるというので、再度『ねじまき堂』に戻ってみたら、若い男性の集団が削氷に群がっていた。河川敷でバーベキューでもしていたグループだろうか。ウェーイなノリは苦手だし、この忙しいのに声を掛けるのも悪いなと思い、そのまま帰ることに。


さて、僕が元々いつか買うつもりでいた本を、嫁も読みたいというのでお迎えした。生駒さんの著作で上村さんが挿絵という『天皇になった皇女たち』。女帝に興味があるんだって。イベントにも影響されたのかな。

色々あったけど、行った甲斐があったなぁ。深くそう感じたよ。
『フルコト』さんや『ことのまあかり』さんは、店舗のほうにもいつか足を運びたい。

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