神戸を見下ろす須磨浦山上遊園とカーレーターの面白味
2017年2月25日土曜日
13:08
2月18日放送のブラタモリ『神戸の港』で、須磨浦山上遊園からの景色とカーレーターが取り上げられた。近場でありながら、どちらも僕の興味を強く引いた。相変わらずあの番組は凄い。良く知る地元のことですら、魅力を掘り起こしてくれる。
須磨離宮公園から須磨浦公園駐車場へと、大した距離じゃないにも関わらず、一度道を間違えたら国道2号の下り線に出るのが難しく、無駄に時間をロスしつつ移動。
ブラタモリ効果で混雑を予想してたのだけど、11時過ぎでもまだ満車ではなかった。
山陽電車須磨浦公園駅の真上に位置する須磨浦ロープウェイの乗り場に行くと、30人乗りのそれには結構な人数が乗り込んでた。15分間隔の運行で、まもなく出発というところだった。山側に立つことになったので大した景色は見えないが、上で思う存分見られるだろう。
着いた先に東部展望台があり、そこからでも十分な眺め。でもさらに上に登る。
ここからがお楽しみのカーレーター。カーレーターとはカー(車)とエスカレーターを合わせた造語で、動く登山道。タモさんと近江ちゃんも乗ったから、ブラタモリ放送をここでもPRしてた。荒いけど似顔絵似てる。
カーレーターの魅力は揺れ動くこと。乗り場に貼ってあった紹介文を引用しよう。
評判の「乗り心地の悪さ」を適度に保つため、施設の維持管理に努めています。とりわけ平成23年12月に3代目のコンベア交換時には、ヘリコプター輸送による大掛かりな工事となりました。乗り心地の悪さが評判という、何かがオカシイ。だからこそ面白い。
嫁と二人で実際に乗ってみた。坂に差し掛かったら、マジでガッコンガッコン揺さぶられる。笑えてくるほど。写真では伝えられないなぁ。急坂を座ったまま登れる利便性より、アトラクション的な娯楽性が強いね。たった2分余りの乗車だったけど、得も言われぬ満足感に包まれた。たーのしー!
もうひとつの目的は、神戸港の地理関係を確認すること。
回転展望閣の屋上展望台まで上がり東を向くと、斜めに走る六甲山系に区切られた神戸の街と港のようすが、手に取るようにわかった。なるほど、これが良い港をつくる条件か。番組のおさらいを実地でやると、肌で理解できるな。
西には明石海峡大橋と淡路島。素晴らしい眺望だ。南は遠く薄っすらと紀伊山地まで見通せる。
他にも昭和レトロな雰囲気を色濃く残した、様々な遊具がある。家族連れなら一日遊べるだろう。
僕らはその入口だけで充分楽しかった。カーレーターとこの眺めでもう満足しちゃったよ。