須磨離宮公園の梅の芳香

2017年2月25日土曜日 11:26

2月も半ばを過ぎれば梅の季節。どこか観に行きたいな~と思い、須磨離宮公園を選んだ。花を観賞する場所として前々から気になってたので、この機会に行ってみようとね。須磨には他にも用があるし。
離宮っていう名前の由来について調べてみた。須磨離宮、正式名称は武庫離宮だそうだ。かつて皇室の別荘で、戦火で焼失したのち公園になった経緯があるとのこと。納得。

開園時刻に合わせ、道路の渋滞を考慮して早めに自宅を出た。第二神明の須磨出口突き当たりを左折して、すぐ右側に駐車場入口がある。路が空いてたから15分も前に着いてしまった。
入口の門扉は閉ざされてる。駐車場だけ先に開けるなんてことはしてないようだ。仕方なく、そのまま待つことにする。その途中、何度か業者の搬入があり、彼らの車が通れるように避ける必要があった。そうこうするうち僕らの後ろには、数台他の客たちの車が並んでた。
9時に開門。開けてくれた公園職員さんに朝の挨拶をしたら、ゲートで入園料と駐車料金を支払い、駐車場へ。初めての場所に一番乗りなので、どこに停めるのが良いのか見当が付かず、とりあえず第1駐車場の奥のほうに停めた。第2のほうが公園に近いとあとで知った。
それから園内の案内図などを頼りに梅園へ。


須磨離宮公園の梅園は、限られた敷地に25種もの梅が咲く。坂はあるもののそんなに広くないから、簡単に巡ることができた。
全体の7割ほどが開花して見頃を迎えてる。遅咲きの品種がまだつぼみだ。
ふんぷんと漂う梅の香が鼻をくすぐる。素敵な空間だなぁ。嬉しくて、嫁と僕は思い思いに写真を撮りまくった。


玉牡丹ギョクボタン/タマボタン。白く美しく、品のある佇まい。


呉服枝垂クレハシダレ。梅と聞いて思い浮かぶイメージがこれに近い。枝垂れってなんかテンション上がる。


八重寒紅ヤエカンコウ。幾重にも重なったピンクの花弁が可愛らしい。こうして見ると、なるほど梅がバラ科だと良く解る。


足元に植えられた菜の花の黄色と、梅の白や桃との対比がまた綺麗。春だなぁ。


と、そこへチーチュルチュルという高く澄んだ鳴き声。声の主が梅の蜜をついばんでるのを発見。少し距離があったけど、写せた!初めて捉えられたから嬉しい。
この小鳥はメジロだと、ごつい一眼構えたおじさんが教えてくれた。やけに野鳥に詳しい人で、梅の花よりそっちが目当てなんだろうか。


嫁が写真撮り損ねたみたいなので、あの独特の声が聴こえるのを待った。そして再び現れたところを慎重に追いかけて、カメラを向ける。
黄緑色した体が可愛いメジロ、蜜に夢中になってるときは警戒心が薄れるらしい。とはいえ、花や建物は動かないから画を考えながら撮れるけど、動物相手だとそうもいかない。フレームに収めるので精一杯。難しい。
他にはヒヨドリの姿も見掛けた。


大いに梅見を満喫したところで、駐車場に戻りつつ園内を散策。
植物園エリアから本園エリアへの連絡橋を渡った先にある、ジャンボすべり台。テレビで話題になってたスゴい奴はコレか。確かにスピード出そうでスリルありそ~。この日は汚したくない服装だったので見送ったけど、次行ったときはチャレンジしてみよう。


それから噴水広場の大噴水。これ単体でも結構なものだけど、ここを中心とした王侯貴族のバラ園の規模、整備の気合の入り方が半端じゃない。やはり離宮公園のメインコンテンツはバラ園か!嫁と二人して驚き、気に入った。バラが咲き始めたらきっと行く、と強く心に決めた。

観梅は良いねぇ。桜ほどメジャーじゃないのがもったいないような、ゆっくり観られるから今のままで良いような。
離宮公園自体も魅力的な場所だ。今度は園内をもっと時間を掛けて回ってみようと思う。

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