芦屋でランチと美術鑑賞

2015年9月27日日曜日 15:54
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芦屋という地にはあまり縁がなく、プライベートでは登山くらいでしか訪れたことがなかった。
そこへ、嫁の友人のヴァイオリニストが、芦屋でのコンサートに参加するという知らせが。
機会を得たので、そこでデートしようと思い立った。
まず、いつもよりちょっぴり贅沢なランチと、美術博物館で絵画鑑賞だ。

気合い入れて早朝から行くような所でもないので、お昼に着くようにスタート。パーキングには難儀しそうだから、電車で向かった。
セレブの街って印象が強いし、あまり下手な服装はできない。クラシック鑑賞も控えてるし、ジャケットくらいは羽織っておくか。足下はピカピカの革靴を履こう。

駅からは歩いて、芦屋川沿いにあるイタリアンへ。『Ristorante Belliniリストランテ ベリーニ』という店を、事前に予約しておいた。立地からしてオシャレだよ。
そこで、秋刀魚のスパゲティやカツレツを、ワインとともに食した。美味しかったけど、特に感動もしなかったというのが、正直な感想。価格設定やサービス料10%の割には、素晴らしいサービスを受けた気もしない。逆に悪いところも無いんだけどね。
客層は、お金持ちっぽい奥様方のグループや、老齢のご夫婦、何かの記念日らしいグループなど、僕らが普段使いするような店とは違うな~。駐車場に停まってたのも高級車ばかり。ウチの軽四を並べなくて良かった。

庶民の僕たちは、近くのバス停からバスに乗って移動。しかし、路線を間違えて阪神の駅までしか行けず。複数の路線が通る停留所では、気をつけなきゃだな。庶民だけど、バスには慣れてないからなぁ。
仕方なく、芦屋美術博物館まではタクシーで。すぐに見つかったから助かった。

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芦屋美術博物館に行った目的は、特別展の『浮世絵恋物語 浮いた話のひとつふたつ』。浮世絵は二人とも観たいと思ったし、江戸時代の恋愛事情ってヤツにも興味惹かれる。
館内に足を踏み入れると、驚くほど静かで人の気配がほとんど感じられない。ちょっと閑散とし過ぎじゃないか。ゆっくり自分のペースで回れるから、これはこれで良いけど、そんなに人気無いのかな。
受付でチケットを買って、案内に従って展示を観て回る。
喜多川歌麿の『当時三美人』があって、テンションが上がった。著名な作品に出会うと、なんだか得した気分になる。
三代目歌川豊国など、知った名前が多く並ぶなか、渓斎英泉けいさい えいせんの絵が特に目を引いた。浮世絵に疎い僕は初めて聞いた絵師だったけど、この人の描く女性は、艶があって美人。嫁も同じく気に入ったようだ。帰宅後その名でググッたら、結構アレな春画がいっぱいヒットして、うわぁってなったケド。
全部で100点以上展示されてて、じっくり回ってたらいつの間にかかなり時間が経ってた。あとの予定をこなしたかったので、最後は少し駆け足に。
とはいえ、好みの絵をたくさん観られて満足。

たまにはこういう休日の過ごし方も良いな。

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