今井町と本薬師寺跡

2022年4月8日金曜日 15:45
奈良県橿原市今井町には多くの古民家が現存しており、江戸時代の風情を残す町並みがある。そこをぶらぶらしつつカフェに行ったり、藤原京の史跡にも足を延ばしてきたよ。

早朝から歩き回ってクタクタの僕らは、ホテルラウンジならゆったり一服できるだろうと、THE KASHIHARA(ザ 橿原)へ。橿原神宮前駅あたりを走ると、懐かしさが込み上げた。地下駐車場に車を停めて、ロビー階の『カフェ&レストラン 甘樫』へ。名前がいいね。ランチタイム前の中途半端な時間だったので、トーストくらいしかなかった。だけど、分厚く切られたそれと熱いコーヒーと、何より静かで落ち着いた空間で休憩できたから、とても有り難い。

続いて、今井まちなみ広場駐車場まで移動し、少し軽くなった足取りで今井町を散策。こういう町家が並ぶレトロな地区が、奈良にもあったんだねぇ。


さっき休憩したばかりだというのに、『JTRRD IMAICHO(ジェイティード今井町)』にも行っちゃう。ジェイティードカフェは兵庫にもあるんだけどね。長屋の奥に、エッジの効いた外観が見えるのがオシャレ!
人気店とはいえ、平日の正午とあってか偶然か、席が空いていた。


独特のオーダースタイルを丁寧に説明していただき、アートスムージーをチョイス。嫁はパープル、僕はイエローを。運ばれてきた瞬間に感嘆するほど、これホントすっごいね!フルーツなどのスムージー,チアシード,ヨーグルトの3層になっていて、見栄えがするだけじゃなく、味も美味しい。
店員さんも感じが良くてこんなに素敵なお店なのに、「令和4年5月8日をもって閉店」との張り紙があって残念……。


お店を出たら、舞い散る花びらに吸い寄せられるように、順明寺じゅんみょうじに立ち入った。境内に敷き詰めたピンクの絨毯も、情緒があるねぇ。桜って、散り際まで美しいからズルい。


中町筋に佇む旧米谷家住宅。あまり興味のない時代の建築ではあるけど、あちこちの通りを歩きながら覗くのが楽しい。

さて、時間が余った。せっかく橿原にいるのだから、史跡も押さえておきたい。畝傍御陵前駅周辺のコインパーキングを探して車は置いて、膝裏がちょっと痛くなってきたという嫁にはサイゼで休んでもらうことに。


向かったのは本薬師寺跡。天武天皇が皇后(のちの持統天皇)の病気平癒を願って藤原京に建立された薬師寺は、平城遷都に伴い現在の奈良市西ノ京町に移された。寺院としては当地にも残ったため、西ノ京の薬師寺とは区別して、本薬師寺と呼ばれるようになったという。
案内板を確認して進むと、自転車に乗った人が跡地のほうへ行くのが見えた。お仲間さんかなと思いきや、礎石があるのは民家の庭先。そのお家に行かれる方だったのだ。この立地にはビックリ。


金堂跡にも桜の花が咲いていて、心が震えた。


東塔の土壇。こちらには写真を撮っている白髪の(今度こそ)お仲間がいた。反対側には西塔跡もある。

それともう1か所を目指し、飛鳥川を渡る。途中、手に地図らしきものを持っている老夫婦や青年を見かけた。歩き回るには丁度良い気候だからだろうか、史跡巡りをしているように見える人が多いなぁ。


10分ほどで藤原京朱雀大路跡に到着。大極殿を中心とする宮跡からこの案内板までは地味に距離があるから、なかなか寄る機会が無かったんだよね。健脚とはいえ、嫁をここまで連れていくわけにもいかない。


かつて朱雀大路の先に朱雀門が建っていたであろう北を向けば、耳成山。目の前を横切るトラクターに、なぜか悠久の時の流れを感じてしまう。うん、満足満足。
早足で嫁と合流し、単独行動を許してもらえたことに、改めて感謝したよ。

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