少し早かった吉野山の紅葉

2016年11月10日木曜日 16:39
吉野山は奈良県の吉野町にある、広大なエリアの名称だ。各地域を分けて下千本,中千本,上千本,奥千本と呼ばれる。桜の名所として超有名だけど、紅葉もなかなか見応えがあるらしい。吉野まで行ったついでに軽い気持ちで寄ってみることに。

上市でのランチのあと、まだ陽も高いので吉野山まで足を延ばしてみた。奈良のニュースで紅葉が見頃というのをチラリと見掛けたし。
吉野山観光駐車場に車を置いて、そこからはシャトルバスに乗った。自家用車では難しいと判断したからなんだけど、今思えば別に行っても良かったかな。
ただ、このバスの運転手さんがメチャメチャ感じが良かった。非常に丁寧かつ親切。観光地とはいえ、ここまでできた人はなかなかいないよ。一度下車したのに、やっぱりどこどこまで乗せてって言う無茶振りを甘受したりもしてた。
そういうのはなかったけど、20代半ばの男性ばかりのグループってのは物珍しく感じた。帰りは歩くみたいなこと言ってたけど、2時間は掛かるぞ、大丈夫かと他人事ながら心配になった。
そんな彼らを含む、多くの乗客が奧千本で降りるなか、僕たちは高城山展望台まで行った。まず近くにトイレが無いか探したけど周辺には見つからず。この時は、紅葉の美しさもそのせいで目に入らなかった。


改めて、高城山展望台の入口を見下ろすと、見事な光景。ここだけは抜群に素晴らしかった。でも、ホントにここだけ。人影がまばらで、なんだか得した気分ではある。

スマホで吉野山の地図を引っ張り出し、トイレが吉野水分神社よしのみくまりじんじゃ方面か金峯神社きんぷじんじゃ方面にあると判明。嫁に選んでもらい、金峯神社に向かうことにした。


奧千本のバス停まで戻り、鳥居を見上げると修行門と掲げてあった。調べると、そもそも吉野山って修験道の聖地なんだね。土地のことは、歴史や宗教という観点から掘っていくと理解が早い。
この参道にあった公衆トイレが、こんな山奥とは思えないほど綺麗だったことも添えておく。


金峯神社は吉野山の地主神カナヤマヒコを祀る。いつものように拝殿にてお参り。何も無いといえばそれまでだけど、とても静かで良いところだ。


拝殿の向こうには苔むした石段が続いており、この雰囲気も好き。本殿が見えないのは、山岳信仰の影響なのかな。

そうこうするうちに、下りの最終バスの時刻が迫ってきた。やむを得ず、ひとまずバスに乗って土産物屋の多い地域まで戻ることにした。


休憩しようと、適当にお店を選ぶ。入ったのは『柿の葉寿司 やっこ』。ゆとりのある清潔そうな店内に見えたからだ。秋の平日の15時半、閉店間近と思われるこの時間帯はガラガラだったので、窓際の見晴らしの良い席に座ることができた。
そこで嫁はぜんざい、僕は葛きりを頼んだ。吉野の名物だから、旅行に出かけたら地のものが食べたい、それだけの理由なんだけどね。嫁は葛きりなるものを初めて食べたそうだ。
土産に柿の葉寿司を買おうか考えたものの、やっぱりやめにした。


最後に、すぐそばの金峯山寺きんぷせんじへ。修験道の本山だ。
本堂の蔵王堂は迫力満点。もう遅いから内部拝観はせず。


聞いてた情報と違い、全然紅葉の見頃じゃなかった。山は平地より色づきが早いとはいえ、いくらなんでも早くに行き過ぎた。でもまったくのハズレじゃなかったから、良しとするか。
吉野山の全容はなんとなく掴めた。広域に見所が分布してるので、今度訪れるときはじっくり巡りたい。思ってた以上に時間が要りそうだ。

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