神戸空港から那覇経由で宮古空港へ
2016年7月13日水曜日
13:45
海の綺麗な南の島でのんびり過ごす――それが今の自分たちにとって一番やりたいことだった。行き先は宮古島。海外だと不得意な英会話をこなす必要に迫られ、小さいとはいえストレスになる。それではくつろぐことができない。その点国内なら心配無用。
前もって送れる荷物は送ってしまった。その際勉強になったのが、航空輸送禁止の品目があること。『化粧品』と書くとアウトなんだね。そのまま送ることにすると船便になり、台風1号の影響でいつ着くかわからないという。日程に余裕があればそれでも良かったが、四日前では少々不安だ。仕方なくそれを抜き、航空便に乗せられるようにした。
ゆっくりするために、他にも行ったことがある。それは前日三宮に宿泊すること。8時20分発の飛行機なので、当日に――万一渋滞にハマっても――間に合うように自宅を出るとなると、かなりの早起きを余儀なくされる。それならもう空港に近い所に泊まってしまえ。素泊まりならダイワロイネットホテルを選べば間違いもない。
かくして、いつもどおりの6時起床で悠々神戸空港に向かうことができた。
この日の神戸は朝から梅雨空。トンネルを抜けてポーアイに入ったら、土砂降りの雨に見舞われた。ホテルから駐車場まで降られなかったのはラッキーだったのか。
旅客ターミナルビルの前で嫁と荷物を下ろし、僕独りで駐車場に車を停め、小降りになった雨のなかを走って嫁と合流。
前泊の着替えと化粧道具が入ったザックを背負い、ターミナルへ。
まずは3階のレストラン街で朝食。『上島珈琲店』でコールスローたまごサラダサンドと黒糖ミルク珈琲を食べた。どっちも結構美味しい。
セキュリティチェックを通ったら、割と良い時間になってた。
宮古空港までは那覇経由の乗り継ぎ。那覇空港まではソラシド・エア。さらに席は非常口座席を敢えてチョイス。どれも初体験のことばかりだ。
乗り継ぎについては後述するとして、ソラシドは基本的なサービスはANAと同等かな。実際ANAと共同運航便だったことで、チェックイン手続き不要のスキップサービスが使えて楽々搭乗できた。機内サービスのドリンクで、アゴユズスープやハーブティーを選べたのがユニーク。嫁と半分ずつ試したけど、美味しかったよ。
一度座ってみれば良し悪しが判るだろうと選んだ非常口座席は、確かに足下が広々してて快適。ただ、手の届くところに手荷物を置けないのがネック。短所のほうが大きいなというのが僕らの感想。次からは避けよう。
2時間のフライトで那覇空港に到着。ボーディングブリッジを歩いた先は、ターミナル2階の出発ロビー北ウイングだった。同じ旅程で航空券を購入してたので、乗り継ぎに手続きは不要。そのまま搭乗待合室で待っても良いが、2時間ほど空きがあるし、搭乗口付近でできることには限りがある。
そこで、一旦セキュリティエリアを出ることにする。何事も経験だ。DFSの前を通り過ぎて動く歩道に乗り、その奥のエスカレーターで1階到着ロビーへ。ゲートを抜けたら再度エスカレーターで4階まで上がった。そう、レストラン街で昼食を摂るのだ。
乗り継ぎ時間を利用して那覇観光をする猛者もいるらしいが、僕たちは初心者、ランチに充てるくらいで丁度良い。まだ11時にもなってなかったけど、軽くおなかに入れておきたいし。
入ったお店は『郷土料理 天龍』。嫁の好物である海ブドウの単品があったのがポイント。
オリオンの生ビールで乾杯し、海ブドウを摘む。今回はレンタカーに乗らないから、気兼ねなく昼間から飲める。嫁が選んでくれた煮付けは、てびちも入った沖縄風おでん。これがまたビールと良く合う。気分が盛り上がってきたぁ~。
少し赤くなった顔で2階に下り、保安検査を通過して再び出発ロビーに戻った。搭乗案内まで30分以上あるし、意外と余裕だったな。検査場が空いてたのが大きいとはいえ、今後の乗り継ぎの暇潰しの参考になった。もしかして出発口Cって穴場?
宮古空港まではANA。飛行機は沖止めされてるようで、38番ゲートのバスラウンジで待つことに。その間持参した電子書籍を読んで過ごす。
このバス移動が面倒なんだ。幸いイスに座れたものの、待ってバスに乗ってタラップを上って、っていうのがホント煩わしい。帰りはブリッジからが良いなぁ。
飛行機に乗ってからも、滑走路の順番待ち。那覇空港は忙しい空港だと聞いてたとおりだ。自衛隊機も発着陸を繰り返してるし、多少の遅れは日常茶飯なんだろう。時間を気にする必要のない僕たちには、関係ないことだけど。
そこから1時間足らず飛べば、いよいよ宮古島に上陸だ。