宮古島東急ホテル＆リゾーツ二日目の午後は、スパで癒され寿司を食べてまたバーでくつろぐ。
シュノーケリングから戻った僕らは、フロントロビー奥にあったバスタオル回収ボックスにタオルを入れ、その足で総合インフォメーションに向かった。ゆっくりしに宮古島を訪れたはずなのに、思った以上に疲れたもんたから、急遽マッサージでリラックスしようと思い立ったのだ。
今日の空きがあるかインフォメーションの女性に恐る恐る訊いてみると、混み合ってはいたものの幸いＯＫだった。これから昼ご飯食べてひと息吐いてとしたら、１４時からが良い。後ろが詰まってるから自動的に施術時間も決まった。


無事スパの予約が取れたところで、ランチにしよう。
『ムーンシェル』で今回は室内のエアコンで涼みつつ、僕はソーキ入り宮古そばを、嫁はタコライスを食べた。この頃には気分の悪さも和らいでて、塩気のあるものが美味しく感じられた。それを抜きにしてもなかなか美味しかったよ。
すっかりこのバーがお気に入りの場所になってる。

部屋に帰って食後の休憩をしてから、地階のスパ『ゆるりあ』へ。
エントランスが割と広くて、滝みたいなのも流してた。スパはやっぱり空間の使い方が贅沢だ。
嫁と並んでイスに座り、出されたジュースを飲みながらカウンセリングシートを記入。
書けたらそれぞれの担当者と会話。午前中シュノーケリングに行ってたと話すと、それでは全身お疲れでしょうねと言われた。だから癒やしを求めてきたんだよ～。
二人ともディープロミロミを受けた。沖縄でハワイ式というのもアレな感じだけど、それがうつ伏せの時に寝落ちしかけるくらい気持ち良かった。あと、揉まれててはっきり判るほど肩にしこりがあって、担当さんが念入りにマッサージしてくれた。
終わったら身体が軽い。疲れた気分も飛んでいった。満足げな嫁とハーブティーをゆっくり飲んでから、部屋に戻ることに。


予定では、プールサイドのビーチチェアに寝そべって本でも読んで、暑くなったらプールで泳ぐような、リゾートらしい過ごし方をするつもりだったんだけど……。青空の下で陽射しを浴びながら海に潜ったことで、そんなことより空調の効いた涼しい部屋でのんびりしたくなった。嫁も同意してくれたので、実行に移す。
ソファやベッドなど思い思いの場所で二人とも、持ち込んだ本を読んだりぼんやり海を眺めたりして、夕食まで過ごした。

この日のディナーは『やえびし』の寿司カウンターを予約。先客は二組だけで店内は閑散としてるように見えた。
しっかり食べるつもりなので、握りにいく前にお造り盛り合わせを注文。沖縄の魚が何種類かあってどれも美味しい。ここでも飲むのは泡盛だ。
それから握り寿司を手元の写真付きメニューを参考に頼んでいった。そのうちの、あかまちは漁に出られなかったので入荷なしとのこと。あの強風で沖の波が高いからだろうか。みーばいとかぐるくんとか、お造りに入ってたけど寿司になっても美味。
しかし、意外とカウンター内の職人さんが忙しそう。和食提供のテーブル席からの注文にも応えてるみたいで、なかなか手が空かない。他のカウンター客たちも空気を読んで待ってた。
これじゃあ落ち着いて食事ができない。嫁に耳打ちして、次で締めにして余所へ行くことにする。
最後に宮古牛を握ってもらったら、これも美味しかった。もう少し目の前の客の注文に集中できる体制にしてくれたらなぁ。

まだ満腹ではないし、どうしようかな～と思案して、結局またまた『ムーンシェル』のテラス席に座った。小鉢とマリネを摘まみ、泡盛を飲み直す。
そろそろ夕暮れが迫ってきたところで、水平線が見える位置まで一時的に席を離れた。空いてたし、これくらいは許してくれるだろう。


多少雲は掛かってるけど、この日はようやく美しいサンセットを拝むことが叶った。刻一刻と移り変わる青からオレンジのグラデーションに見惚れる……。
気が済んだら席に戻ってまた飲む。ここは落ち着くわ～。
沈んだ陽に照らされてピンク色に染まる筋状の雲。座ったまま何気なく写しただけなのに、メチャクチャ綺麗に撮れた。それが冒頭の写真。


２０時を回ってもまだ空は群青色。こうして飲みながら過ごすのも素敵な時間だな。
デザートに紅イモのアイスクリームを食べたあと、夜の海岸を少し散歩して、二日目が終了。美麗な景色や魚を見て、ゆっくりして、良い一日だった。