小さくても素敵な加古川のプラネタリウム
2016年3月5日土曜日
16:33
加古川にも小さいけどプラネタリウムがある。それを聞いた僕は、一度見てみたいと思った。冷やかし半分だったが。ショボくて子供騙しの代物じゃないのかと勝手に考えてたんだけど、実際はまったくそんなことなかった、という話。良く晴れた3月の午後、特に予定は無いけどおでかけしたくなった。
で、そうだ、総合文化センターのプラネタリウムに行ってみよう、と考えてたんだったと思い出し、嫁を誘ってみた。嫁は昔家族と行ったことがあるそうだけど、一緒に行ってくれることになった。ちょっとしたデートだな。
加古川総合文化センターの駐車場に車を停め、プラネタリウム館へ。外からドームが確認できる。直径12mらしい。数字を聞くと、やはり小さい。
1階の窓口でチケットを購入し、2階に上がる。小綺麗な館内は閑散として、とても静か。
開場時間になったところでプラネタリウムの中へ。入口でチケット対応してくれた女性スタッフの方が、とても感じが良かった。
ドームの大きさに比例して座席数も少ない。そして客の人数もわずか6名。たまたまなのかいつもこんなものなのか、初めての僕には判らないが、なんとも贅沢な空間利用だ。
まず、先のスタッフさんが今夜の星空案内をしてくれた。優しい語り口で聴きやすい。よほど巧みな人でない限り、やはり女性のほうが良いな。
続いて番組『Night Flight 世界の星空』。坂本真綾の語りと歌、可愛らしいイラストを使って、世界各地の星空を巡るという、疲れた大人のための癒し系プログラムだった。僕は別に癒されたいとかないけど、心地良く過ごせた。特に歌が気に入ったから、あとでレンタルしよう。
しっかり50分、静かで落ち着けるひとときを貰った。これで4百円は値打ち以上の価値があるね。精度が高く微細な星々まで投影できる最新型のプラネタリウムには、性能的に当然及ばないものの、そこまで求めなければ充分満天の星空を堪能できる。椅子がクッションの無い木製で硬いのだけが難点か。
ふと星が見たくなったら、また行ってみても良いな。