料亭 羽衣

2010年11月15日月曜日 18:40
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部屋でくつろいだあとは、お待ちかねの会席料理。
エレベーターで2階に降りると、すぐそこが料亭の入り口になっていた。早くも挨拶してくれてる。
案内の紙を係の方に渡すと、すぐ座敷に案内された。靴を脱いで上がる。

この旅館の食事はすべて、部屋食ではない。
しかし、この料亭『羽衣』の個室は、かなり部屋に近づけようとしてあるのがわかる。出入り口のふすま戸以外は壁に囲まれ、完全個室。さらに特筆すべきは、テレビが置いてあることだ。もちろんリモコンで好きに使って構わない。
これは嬉しい配慮。たったこれだけで、プライベート感がぐっとアップする。
別にテレビ番組が観たいとか、そういうんじゃなくてね。実際、BGM代わりに音量を絞って点けてただけだし。
でも、そうしたら仲居さんが、「聞こえないでしょう。もっとボリューム上げてくださって良いですよ」って、言ってくれたりも。

細かいところで点数稼いでくる……ってこんな表現したらマイナスっぽいけど、素敵な旅館だと思ったよ(^-^*)

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左から順に、先付『丹波黒豆豆腐』、前菜『秋鰆の柚子香漬け』と『柿の胡麻クリーム掛け』、食前酒『イチゴワイン』。

イチゴワインは舐めるだけに止めて、残りはリンちゃんにグイッといってもらった(笑
ほとんどジュースみたいなものだったけど、一応ドライバーなんでね。代わりにお茶をいっぱい飲んだ。
どれもこれも美味しいから、二人ともひたすら「うま~」って言ってた(笑

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左から、向附(刺身)『横輪 鯛 間八 烏賊』、煮物椀『蟹の真丈椀』。

お椀を開けて松茸見たら、やっぱテンション上がる~(・∀・)
お造り大好きなリンちゃんも、目をキラキラ輝かせてた。横輪が特に旨かったなぁ。

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左から、炊合せ『穴子の献珍と海老芋のオランダ煮』、お凌ぎ『秋の彩りスープ蒸し』。

色々出てきた中で、僕が一品選ぶとしたら、このオランダ煮。穴子と下になってた茄子に、あまからのタレが絡んでマジうま(°∀°)!!
スープ蒸しは、一口食べた瞬間に、あれ、なんか知ってる味……だけど、何だ?と不思議に思った。リンちゃんに同じ疑問をぶつけたら、「コーンスープ」と即答。ソレだ!(笑
そのものズバリではもちろんないけど、確かに材料にコーンも入ってるし……なんとも言えない味わい。美味しいんだけどね。

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料亭からの一品。見習いさんが作ったんだとか。
これも美味しい。家庭的な感じがする。

このあと料理を下げに来たのが、さっきまでの仲居さんと違い、割烹着っぽいのを着た若い人。
見習いさんが作ったのも美味しかったって伝えたら、ワサビは利きすぎてなかったかと訊かれた。むしろ入ってたのかっていうくらいだったよ。もしかして、この人が作った本人さんなのかな。

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蒸し物『鱈白子南禅寺蒸し』。

料理そのものもさることながら、この器はまさにこの旅館らしい、竹を切ったようなもの。
最初から出てた箸置きも、竹を象ってるんだよな。

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強肴『牛肉のパイ包み焼き』。

この皿だけ洋食っぽい。でも箸でいただく(笑
しかし心配無用だった。肉が柔らかくて、箸でも切れる。むしろパイが切れん(笑
これも美味しかった~。

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左から、お食事『白銀米』、香の物『三種盛り』、留め椀『合せ味噌仕立て』。

ここまでで結構ボリュームあったから割とおなか膨れてたけど、いっぱい出てくるのはわかってたから、ご飯も美味しくいただいた。

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水菓子『洋ナシのゼリー』。

最後にデザートも平らげて、おなか満足(〃▽〃)

ほんの少しだけど、心配だったんだよね。大枚はたいて料理美味しくなかったらどうしよう、って。なんせ初めての場所だから。
でも、杞憂に終わった。全部ウマウマ(・∀・)
彼女との会話の半分が、「うま~」だったような(笑

それと、これも重要なことだけど、料理を出すタイミング。早すぎても遅すぎてもいけないし、味を左右すると言っても過言ではない。
バッチリだった。ポイントでかいよ~。
たま~に次から次へとドカドカ運んでくる店あるけど、料理が冷めるっつーの、ゆっくり食わせろ、って思うもん。自分たちで自分とこの味を台無しにしてんの、わかってんのかな、って。
その点、ココは大丈夫。隠しカメラでも仕込んでんのかと思ったくらい(笑

とまれ良かった、良かった。ごちそうさまでした(*_ _)人

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