ディズニーはやっぱり楽しい

2019年4月12日金曜日 23:16

3日目、最終日。
『ベッラヴィスタ・ラウンジ』での朝食を選択してみたんだけど、狭いぶん『オチェーアノ』より料理の種類も少ない気が。
荷造りを済ませたら、2階にあるホームデリバリーサービスに受け付けてもらった。ついでにベルデスクで、空港までのリムジンバスのチケットを入手。これで帰宅準備完了。

1回やって勝手がわかっているので、ハッピー15の列にすんなり並ぶ。インパしたらポンテ・ヴェッキオを渡って……と考えていたのに、規制線が張られている(物理的に線は無いけどキャストさんが止めている)。全然知らなかった。キャストさんに尋ねてみたところ、すぐ脇の階段に行くのもアウト。せっかくのアーリーの意味が無い。
9時の規制解除を待って、『ヴィレッジ・グリーティングプレイス』へ行くも、すでに行列ができていた。事前調査の不足で、失敗したな~。正解はハドソン・リバー・ブリッジ方面から向かうことだったか。
スタンバイ列に並んでいる間は展示物を見られて、古い写真風で世界中で愛されるダッフィーを表現しているんだけど、そんなに面白いものではないなぁ。そもそもダッフィーというキャラの背景が薄い。
壁に隔てられ、直前になるまでほとんど姿が見えないから、なんとも過保護な感じ。


30分ほどで僕たちの番が回ってきた。実際の時間以上に待たされた印象。
ただ、ダッフィー自体は可愛い。両の手のひらを上下に合わせて開けたり閉じたりして、何かと思ったらアヒルの口を表現してるのか。付き添いのキャストさんの説明がないと、わからなかったよ。
前日のシェリーメイに続き、ダッフィーに会えた嫁は大喜び。結婚式のウェルカムドールに使うくらい、好きだもんね。良かった、良かった。


この日の予定は、主に風景を楽しむこと。
すぐそばの『ディズニーシー・トランジットスチーマーライン』に乗って、ポートディスカバリーの裏側を眺めつつ、ロストリバーデルタまで。ホントはぐるっと一周したかったんだけど、ハーバーショーの準備があるせいで、同じ航路の往復しかできないらしい。
こちらに用はないので次の蒸気船に乗り、アメフロに戻った。転回するにあたり、アラビアンコーストを少し見られたのが救いだった。

3日間の中で一番気温は高かったけど、ホットドリンクが欲しくなるくらいには寒い。『マンマ・ビスコッティーズ・ベーカリー』でカフェラテとリトルグリーンまんを買い、小休止。


ショーが終わったら再開されるかなと、『ヴェネツィアン・ゴンドラ』の乗り場付近に行く。すると途端に静かになった。
ぼんやりしていると、ゼペットじいさんに絡まれた。フリーグリーティングって、キャラクターのほうから絡んでくることもあるんだ!ファンキャップと青い上着と黄色い靴を指差して、素晴らしいって褒めてくれた。さらに僕のお尻まで確かめてきた。ドナルドみたいな白いフワフワのアヒル尻が付いてるんじゃないか?って。さすがにそこまではできなかったよ。なになに、あっちの建物が絵になるからバックにして一緒に写真を撮ろうって?ジェスチャーだけでここまで会話できるんだよなぁ。
彼が離れたと思ったら、今度は謎の――あとで同じく『ピノキオ』のギデオンと知る――猫に背後から杖で突かれた。持たせてくれるというので、嫁と三人でステッキを持って記念撮影。なにこの展開。続けざまに絡まれるなんて、メッチャ面白い。
少し向こうではファウルフェローが一人遊びしていたけど、そっとしておこう。

待ってても『ゴンドラ』の再開する気配がないので、物は試しと『トイマニ』で遊んでみることに。二人ともあまり興味がなかったんだけど、大人気らしいしバケパのFPが余っていたから。
ウッディの口を潜って中に入ると、でっかいコンセントがあったり缶詰が積み上がっていたりと、自分たちがオモチャと同じサイズになったことを教えてくれる。FP使っても待ち時間があったから、内部を良く見ることができたし、それが楽しかった。
アトラク自体はただのシューティングゲーム。スコア競争が好きなら良いかも知れない。


ランチは事前受付済みの『S.S.コロンビア・ダイニングルーム』。豪華客船のレストランというコンセプトで、なかなか落ち着いた店内だ。嫁が気に入るのも解る。
食べたのはバケパ指定のコースで、随所にイースターモチーフがあしらわれていた。車の運転が控えているから、お酒を飲めなかったのが残念。
余談だけど、隣席の男女の会話が耳に入ってきて、ちょっと面白かった。女性のほうがプランニングしたようで、この店もローストビーフが美味しいらしいとのことで、予約したんだとか。なるほど確かに美味しかった。

晴れ間が見えているから、改めてシンデレラ城を見ようということで、リゾートラインでTDLへ。すると、キャッスル・フォアコートはセルフィ―をするゲストたちで一杯。あのがらんとした雨の日とは大違い。金曜日って他の平日よりやっぱり混むんだ。
それから思い付きで『ジャングルクルーズ:ワイルドライフ・エクスペディション』に乗る。船長のおねーさんの軽妙なトークが楽しい。ただ自分をゴリラに例えるの、そんなブサイクじゃないからリアクションしづらいって。
『ウエスタンリバー鉄道』にも乗ろうかと思ったけど、スタンバイ列が長いのでやめにした。


で、アドベンチャーランドを歩いていてふと思い出した。『スイスファミリー・ツリーハウス』に上ってみたかったんだ。どんな景色が見られるのかなと上ってみると、絵本の1ページのよう。この角度だけ別世界。木の枝が視界を遮って、あまり展望は無いんだね。


イースターエッグのオラフが川に流されている。『ツリーハウス』を下りた先の橋の下で見つけた。シュール過ぎてかなり笑った。ここを通る人は少ないだろうから、発見率も低そう。


のんびり過ごすために『蒸気船マークトウェイン号』へ。たまたま先頭で待つことができたので、3階右舷の船尾近くにいることにした。アメリカ河の案内の中で、インディアンとの呼称を使用しているところに、好感が持てた。
トムソーヤ島のキャッスルロックが見えてきて、嫁から子供の頃そこに登ったという思い出話を引き出せた。これだけでもう、乗った甲斐があるというもの。

今回TDLでやりたかったことはだいたいできたかな。ってことで再びTDSへ行き、嫁オススメの『タートル・トーク』へ。
入口のおねーさんから、「いってらっしゃいドナデジ!」って声を掛けてもらえた。ドナルドとデイジーってそんな略し方あるんだ。あちこちでいじってもらえるから、ファンキャップ合わせ様様。
ウミガメのクラッシュと話ができるってどういうことかと思ったら、ホントにアドリブで喋ってくれるんだね!これスゴいよ。質問をくれた相手の名前を憶えていて、あとでネタに使ったりとか、子供も大人も関係なくドッカンドッカン笑わせていた。僕も大いに笑わせてもらったよ。

『フォトグラフィカ』でダッフィーグリの写真を記念に購入したら、最後は『ベーカリー』のテラス席でカフェラテを飲みつつ、夢の国との別れを惜しんだ。ちょっぴり淋しい気持ちになったけど、また来ようって話をした。
残された時間で、嫁はデイジーのぬいぐるみバッジを買うことにした。グッズに手を出すなんて珍しい。元々好きだったけど、ますます好きになったんだね。


ミラコのエントランスのドアキャストさんに乗車チケットを提示したら、座ってバスを待つよう丁寧に案内してくれた。空のグラデーションが綺麗だな……いよいよお別れか。

羽田空港ゆきのリムジンバスに揺られている間に、気持ちを切り替え。夕食に何が食べたいか言い合って、お店を決めた。
空港に着いたら『銀座ライオン』で、嫁はシーフードドリア、僕はカツカレー。なぜか無性に食べたくなって。サーブなど特に何の問題もない接客だったけど、普通の世界に帰ってきた感が強くて、そりゃそうだよね、と改めて自分を納得させる。
神戸ゆきの飛行機も、定刻通りのフライト。無事に帰宅した。

色んなことがあったけど、嫁と初めての東京ディズニーリゾート、メッチャクチャ楽しかった!
こだわって準備した、ドナルド・デイジーのコーディネイトが大成功。グリだけでなく、キャストさんたちからもたくさん反応してもらえて、嬉しかったな~。ファンキャップ合わせだけでも、効果ありそう。
攻略本、特にトイレ情報が役立った。お陰でいつも空いている所を利用できた。
今回休止していた『プーさんのハニーハント』と『カリブの海賊』と『ブルーバイユー・レストラン』、見損ねた『ディズニー・ライト・ザ・ナイト』、乗り損ねた『ゴンドラ』は、次こそ体験したいね。
ランドとシー、どちらかといえばランドのほうが僕は好きだな。アトラクだけでなく、全体的に中身が濃いっていうか。
嫁は僕に、一度行ったらもういいやって言われるのが怖かったって言うけど、なんのなんの!また一緒に行こう。
一時はサービスレベルが落ちているとかなんとかって批評が上がっていたけど、まったく杞憂だった。とっても素敵な時間を過ごさせてもらったよ。

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