綾部山梅林の絶景

2025年3月20日木曜日 13:53
綾部山梅林あやべやまばいりんは兵庫県たつの市にある梅林。山腹に植えられた25,000本の梅が2月から3月にかけて咲き、眼下には海まで見える、西日本随一の梅の名所だ。園内には古墳も点在する。

観梅に行きたいねと嫁と話し、久しぶりに綾部山梅林はどうかとなった。確かめたら、なんと11年ぶり。そんなに足が遠のいていたのね。
例年に比べて梅の開花が遅れ、満開を迎えて最初の休日がなんと最終日。開園時間に合わせて9時前に到着したんだけど、かなりの数の車で駐車場が埋まっていた。みんな待っていたんだろうね。
懐かしいゲートをくぐって入園すると、たくさんの人で賑わっていた。梅かしわ餅の販売があり、これは気になる。帰りに買おう。
山の斜面を登ることになるので、嫁のペースでゆっくり歩く。ゆっくりでも一定のペースを保っているから、さっさと進んでいたのに息切れした人たちを追い抜くことになるから、面白い。嫁が歩き慣れている証拠だね。

頑張って登った先は、無数の梅の木々の下に瀬戸内海まで見晴らせる絶景!東に成山新田、正面に男鹿島たんがしま、西に家島本島。手前の梅林と合わさってダイナミックな絵になっている。
その先の売店で引換券を渡し、梅ジュースを頂いた。この梅林で収穫した梅を原料としていて、雑味がなく爽やかでおいしいんだ。

歩を進めると、「綾部山 古墳群之碑」。以前はほとんど気に留めなかったのに、今は古墳の文字に惹かれる。
梅の木のトンネルのようになっている所も通った。

食堂へと続く道の途中、広場のように開けたところがあった。ここがまた見事で、山を埋め尽くす梅の木々の大パノラマ!このポイント、前に訪れた時は気づかなかったなぁ。素晴らしい眺め。

ピンク色の梅が可愛いねと近づいたら、メジロが鈴なりになっていた。揺れる枝にはすべてメジロがいて、ざっと30羽は下らない。こんな数は初めて見た。ただ、スマホのカメラでは限界があるね。

遊歩道に戻って先へ行くと、『まねき食堂』があった。名物えきそばのほか、姫路おでんやお弁当、助六寿司などが売られている。朝食を済ませていたから寄らなかったけど、ここで食べるつもりで行っても良いかもね。
それから最奥の売店を物色。梅のりに梅風味の塩まんじゅう、小梅と、色々買えたよ。ただ店員のおばあさんの計算が心もとなくて、お釣りの金額まで丁寧に伝えた。

間近で観賞していなかったなと思い、目に留まった木に寄った。青空に白梅が映える。

山を下りる途上で古墳を見つけた。鮮やかに色づいた紅梅と、綾部山古墳群22号墳と思われるむき出しになった横穴式石室。痛々しくもあり美しくもあり。
入口付近で、かしわ餅も忘れず購入。下りたら、僕らが停めた駐車場は満車表示、未舗装の駐車場にもまだまだ車が押し寄せていた。

景色だけでなく、梅の香気をはっきりと感じ取れたのが良かったなぁ。メジロもいっぱい見たし、お土産もたくさん。小一時間でメッチャ春を堪能したね。

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