第30回神戸ルミナリエ

2025年2月2日日曜日 22:42
神戸ルミナリエは、阪神・淡路大震災の犠牲者への鎮魂と震災の記憶を後世に語り継ぐ、光の祭典。1995年の12月に初めて開催され、2025年で30回目の節目を迎える。2024年から開催時期を12月から1月に移行。メリケンパーク会場が新設され、有料エリアも導入された。
神戸は幼少の頃に住んでいた街。震災当時は三木在住でそれなりに大きな地震も経験したし、リアルタイムにテレビで流れる慣れ親しんだ土地の変わり果てた姿にショックを受けもした。そんな僕だけど、神戸ルミナリエには行ったことがなかった(勤務先が神戸だった時に、帰るために横切ったことなら何度もあるけど)。
毎年結婚記念日には、近場の良いレストランで美味しいディナーを食べると決めている。ルミナリエ開催時期の変更に伴い、奇しくもその最終日が2月2日と重なった。これも何かの縁だろうと、観賞してみることにしたよ。

天皇皇后両陛下が1月16日から1泊2日の日程で神戸を訪問され、阪神・淡路大震災30年追悼式典に出席されたとのニュースを聞くなど、大きな節目の年であることを嫌でも痛感させられる。
結婚13周年はホテルオークラ神戸。両陛下がご宿泊なさるほど、神戸一の格式を誇る老舗ホテルだ。その1階にある『寿し はま磯』にて、ひとり19,800円のおまかせコースBに舌鼓。食後にルミナリエに行くんだと言うと、大将からとても興味深いお話を聞かせてもらったりした。

ホテルオークラ神戸には、メリケンパーク側にも出入口があって便利。そんなつもりで選んだんじゃあなく、前年の段階ですでに、次はここのお寿司にしようって嫁と話していただけなんだよね。

神戸港震災メモリアルパーク付近には「ロソーネ」という作品が。

神戸ポートタワーの上には、三日月が輝いていた。

メイン会場が見えてくると、さすがに混雑している。
有料エリア特別鑑賞券は前もって購入済みだ。受付は西側にあった。

玄関作品「フロントーネ」。チケットは時間指定制なので、正面からの撮影にもそこまで苦労しない人数だ。当たり前だけど、みんなここで撮りたいよね。

光の回廊「ガリレア」は延長79m。その長さより、高さに迫力を感じた。これは凄いや。

ゆっくりと回廊を進み、振り返ると神戸ポートタワー。正方向も良いけど、こちらからの景色のほうが神戸らしさがより出て好きだな。
気の済むまで写真に収めて、嫁も満足したところで、会場を後にした。

30年間いつでも行けたはずなのに行ったことなかったんだけど、初めてちゃんと見て、案外悪くないものだなぁと。30年で何かが終わるわけではないし、何かが変わるわけでもないんだけど、行って良かった。

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