伊和都比売神社
2019年2月23日土曜日
15:45
社名に興味があるし、景色も良さそうなので行ってみた。
良く晴れた日にはどこかへお出かけしたい。いつもの発作みたいなものだ。海の近くで映える写真が撮れそうだから、嫁にも喜んでもらえるかなと、前々からチェックしていた伊和都比売神社へ行くことに。
先に太子町立歴史資料館で調べ物をしたかったんだけど、催し物でもあるのか駐車場が混雑していたので、後回し。
赤穂海浜公園方向へ車を走らせる。いつの間に『わくわくランド』なんてものができたんだ、などと看板を見つつ御崎温泉の狭い路に入った。
それから神社境内の駐車場に着いたものの、予想外に車が多い。なんとかスペースを見つけて停めた。地方の小さな神社なんてどこもガラガラなのに、小規模ながら温泉街にあると、こうも違うものか。
脇から入ったので、改めて南面の鳥居からくぐり直す。青空に白い鳥居のコントラストが鮮やかだね。
しかし観光客が多いから、どうしても人が写ってしまうな。当てが外れた。
拝殿前で振り返ると、鳥居の向こうに海が望めて素敵な眺め……なんだけど、車が邪魔だぁ。
こちらに人があまりいないってのが、参拝客ではなく観光客だなって。
社伝によれば、
元は神社前沖の大園(現在の御崎灯台のある所)と呼ばれる御前岩(八丁岩)の上にあったが、天和三年(1683)赤穂藩主・そうだ。浅野長矩 が現在の場所に移した。
僕らは拝殿にて拝礼。
主祭神は
特に後者が気になるんだよね。伊和都比売の『つ』は格助詞の『の』の意なので、イワの姫という名前。イワの奥さんという意味に取れるし、充てている字も同じ『伊和』。風土記好きとして、気にならずにはいられない。
現存する播磨国風土記の写本には赤穂郡が無く、欠落したとも、当時赤穂郡は播磨国に属していなかったともいわれる。どんな形であれ、赤穂郡の風土記が残っていればなぁ……伊和都比売についてもっと判ったかもしれない。口惜しい。
境内社が2社。
本殿を裏から確認。ピカピカの神紋が見えた。三つ巴だ。
遠くに見えるのは小豆島。
うぅ~ん、車がなければ(以下略)。
境内のそこここに奉納者の名が刻まれた瑞垣などがあり、旧海軍関係者も含まれていた。灯台が建つような立地だものな。まさに海を見守るように鎮座しているわけで。
東南に浮かぶのは家島諸島。穏やかな播磨灘をぼんやり眺める時間もいいなぁ。
境内の一角に、『SANPOU KOKUERY さんぽう穀ワリー』というカフェがあったので、ひと休み。お茶したいなと思ったら、目の前にあるんだもん。
嫁は黒薬豆を焙煎したというオリジナルコーヒー『
海を眺めながら過ごせるのも良いね。
空と海に囲まれて、清々しいお参りだった。
伊和大神との関係は判らないけど、船乗りたちから大切にされているのが伝わってきて、嬉しくなった。