綾部山梅林

2014年3月15日土曜日 23:08
よく桜の花見に行くことはあるけど、観梅はしたことないからやってみたい。
近場のスポットを調べると、たつの市の綾部山梅林は、『ひとめ二万本』との謳い文句で、海が見える梅林という。丁度見頃を迎えたところで、土曜日に行ってきた。

天気は快晴。それほど寒くないから、出掛けるには絶好の日和だ。
人の少ない開園時間を狙って8時頃出発し、9時過ぎに綾部山梅林の駐車場に到着。入口に近い所に停められた。
駐車場のすぐ横に的屋が露店を出しており、ちょっとしたお祭りムード。
ゲート付近には売店があり、オバちゃんたちが帰りに寄ってって~と。気が向いたらなんか買ってもいいかな。

入園券を2枚購入し、園内へ。
道はアスファルトで整備されており、さして高いワケでもないが、一応ここは山。長い坂道を登っていくと、嫁の息が上がる(^▽^;)
しかし、見晴らしの良い所まで行くと、そんなことを忘れさせてくれるような景色が広がる。

20140315_092432
20140315_095742
や~、綺麗だね~(^-^*)
見渡す限り梅の木というのは、なかなか壮観だ。二万本というのは大袈裟じゃないかも。白が多いが紅や濃紅もあり、それが実に青空に映える。
ほのかにだけど、梅独特の香りも漂ってる気がする。こういうのは現地を訪れればこそ。
いっぱい撮った写真から載せる物を選ぶのに絞り切れなかったから、多めに載せてしまえ。

20140315_092610
20140315_092728
20140315_092922
20140315_093127
20140315_093803
途中、ホーホケキョって鳴き声を聞いた。実家ではよく聞こえてたけど、久しぶりに耳にしたな。
さらにその姿を発見!梅の枝にとまるウグイスなんて、これほど絵になる光景はない。シャッターチャンスだ。
が、少し離れており、肉眼とカメラの画面とを代わる代わる確認しながら、フレームに捉えようとすると、その前に移動されてしまう。仕舞いにはどこかへ飛んでいってしまった。惜しいことをした。
あと、所々に蜂箱があり、見れば確かに数匹のミツバチが箱の周りを飛んでた。あれで梅の受粉の手伝いしてるのかな。

絶景地と案内に書かれた場所まで登ったけど、そこへ行く途中のほうが絶景かと。絶景地は単に一番高い場所ってとこ。
梅林と海が一緒に見られるポイントもいくつかあったけど、さして綺麗な海じゃないからイマイチ。これは当てが外れた。とはいえ、梅林そのものは見応え充分なので、些細な問題だね。

目論見通り人はまばらだったけど、気合の入った一眼レフを構えた人たちも何人かいた。二人でうきうきしながら歩いてると、その中の一人に声を掛けられた。「写真撮ってあげようか?」と。
せっかくなのでご好意を受けることにした。
すると、かなりこだわりの強い方のようで、完全に他の人がフレームに入らなくなるタイミングまで、待ちたいそうだ。その待ってる間にも何枚か撮っていただいた。
記念撮影みたいな構図だけじゃなく、自然に歩いてる(風)のものまで撮ってくださったから、良い思い出になりそう。

20140315_095131
20140315_095507
で、彼のカメラでも僕らを撮らせてほしいとのこと。聞けば、かれこれ45年写真をやってて、何度も賞を取って賞金も何十万と得てきたとか。相当年季の入ったアマチュアカメラマンさんのようだ。嫁はカメラ先輩とこっそり名付けてた(笑
時間はたっぷりあったし、良くしていただいたので、快く承諾。いつか、僕らの写真がどこかの新聞に載るんだろうか。
ホント、いい人だった。つくづく旅は出会いだね~と思う。

20140315_100229
ずっと奥まで行くと、可愛らしいお地蔵さんが佇んでて、和む。梅の花が上手い具合に伸びてて、なんともイイ感じ。
10時を回ると、かなり人出が増えてきた。やはり早く行って正解だ。

20140315_101317
島津久子さんの歌碑を囲うように咲く、枝垂れ梅がまた見事。
なんて読むか判らなかったので、あとで調べてみた。『こそ乃春 友のさそい乃 梅が香に 引かれて来つる 綾部山さと』らしい。

そうそう、この日は琴の演奏会があったんだ。
スピーカーから流れる琴の音を、最初はCDか何かだと思ったんだけど、時折妙な調子で音を外すもんだから、下調べしてた情報を思い出したσ(^-^;)
イベント広場まで足を運ぶと、有志と思しきおば様方4人が、並んで琴を演奏しているのを確認できた。技術云々は抜きにして、味気ないCD音源より、生演奏は良いよね。

20140315_143452
2箇所ある甘酒コーナーのいずれかで、甘酒か梅ジュースを貰える。これも入園料に含まれてる。
僕らは二人とも梅ジュースと引き換えた。
帰宅してから飲んだのだけど、プルタブを開けた瞬間に梅の香りがした。香料無添加のようだから、自然のものだろう。ただのジュースだと期待してなかったから、ちょっとビックリ。味も良かった。

20140315_143418
梅見をたっぷり堪能したところで、下りて土産選び。
入口近くで商売慣れした喋りのにいさんが、梅茶を売ってた。
試飲できるようなので貰って飲む。2種類あって、僕と嫁に違うのをくれたから飲み比べ。どっちも美味しい。
どちらか片方だけを選ぶ必要もなかろうと、自分たち用に2種類ともを、それから互いの実家用にひとつずつを購入。

今までやったことなかったけど、行って良かったね~。嫁も感激してた。
こういったことの良さが解ってくるんだから、歳を重ねるのも悪いことじゃないな。

同月のアーカイブ

サイト内検索