一度動けばネタは複数出てくるもので。
佐用町から姫路に移動して、今年３月にリニューアルしたプラネタリウムを観てきたよ。
情報は入ってたので、いつか行こうと思ってた。そこで今回、ついでに寄った次第。

何が新しくなったかというと、プラネタリウム自体がグレードアップ。天の川の無数の星を、一つひとつＬＥＤの光で表現できるようになったとか、全天周スクリーンに映像を映せるようになったとか、実に興味引かれる内容だ。

僕らはまず、一般番組を鑑賞。
星空案内と、宇宙の水にまつわる話を、お姉さんの癒される声で聴くことができた。嫁も案内役は女性のほうが好みだそうだ。というより、オジサンの声が嫌ってことなんだろう（笑
最初に映像紹介を兼ねた注意事項の案内が映し出されたんだけど、これがスゴい。全天――つまりプラネタリウムを投影する半球の内側全部――に清い川辺が展開され、まるでそこにいるような感覚。遊園地のアトラクションみたい。映画に対する期待が、より高まった。
気になってた天の川ほうは、期待が大き過ぎたのか、思ったほど綺麗じゃなかった。本物を最近すっかり見なくなったから、比較しにくいんだけどね。

４０分後、プラネタリウムを出たその足で、再びチケットを購入。次の全天映画も観るためだ（何
連続して観る人なんてそうはいないだろうけど、せっかく来たんだから両方観ておかないと。

映画のタイトルは『スターリーテイルズ』。ギリシア神話をモチーフにした話だ。ナレーションが水樹奈々ってのがポイント。あくまで個人的に（笑
内容については割愛するけど、映像の美しさが素晴らしかった。ドーム全体に映し出せると、こんなことできるんだな～と。アトラクションみたいな激しさは当然なくって、それでも主張し過ぎない立体的な見せ方が、心地よい。

――で、酔った（ぉ
自分でははじめ気づかなかった。
視界をすべて塞がれると、平衡感覚を失う。どうせ観るならとことん映像に入り込みたいという気持ちもあった。
しばらくすると、頭が痛いし、なんだか気分が悪い。初めて経験する状態。痛む頭を少し巡らせて、思い至る。ああ、これが“酔う”ってことか、と。
僕は生まれてこのかた、乗り物酔いをしたことがない。酒と嫁にしか酔ったことがなかった僕が、初めて酔った。
映画は楽しめたけど、あと５分続いてたらキツかったな～σ(^-^;)

初体験をふたつもして、なかなか有意義な時間だったよ（笑
５００円であれだけのものが観られるんだから、良いね。
これに懲りずに、違う映画をやるならまた行きたい。