春のとっとり花回廊で花のじゅうたんを満喫してきた

2021年4月3日土曜日 14:12

とっとり花回廊は、鳥取県西伯郡南部町にある日本最大級の植物園。季節ごとに広大な花畑を楽しめるほか、名前の由来になっている展望回廊が、全天候型なのがスゴい。

青空の下で、桜などのお花を愛でたい。そんなことを思っていたところ、偶然見つけたのがとっとり花回廊。
人の少ない時間帯に行きたいから、頑張って早起き。中国道を西に進み、落合JCTで米子道に入る。そびえる大山だいせんが見えてくると、鳥取来たなーって感じる。江府ICで下りたら、日野川沿いにしばらく北上。道案内が要所要所に現れだした。鬼守橋を渡った先の、巨大な鬼の銅像にはビックリ。最初は明王かと思った。『おにっ子ランド』なる公園があるようだ。

そんなこんなで開園10分前に駐車場に到着。バッチリだ。ゲート前には4組ほど並んでいる人がいたので、間隔を取って後ろにつく。9時になってやってこられたスタッフさんが、券売所はあちらですと左手に案内してくれた。


チケットを購入してゲートをくぐったら、まっすぐ花の丘へ。わぁ~、きれい!色とりどりのパンジー・ビオラのじゅうたんに、桜!散り始めてはいるけど、これだけの景色を二人占めできるなんて。僕らの前に並んでいた人たちはどこ行ったんだろ。


大山を借景にできるのがまた贅沢。


この角度からだと、どことなく北海道を彷彿させる。


どこから眺めても美しい。ぽつぽつ他の人も見かけるようになってきたな。


アイスランドポピーとフラワートレイン。
結局、小一時間ほど花の丘に留まっていた。嫁が喜んでいたのはもちろん、僕もはしゃいでいたもん。


花びらで薄ピンクに染まった桜並木を歩く。時折強い風が吹いて、本当に雪がたたきつけるような、花吹雪が舞った。桜は散り際まで綺麗だよねぇ。


園内には33品種約210本の桜があるとか。エイゲンジにコヒガンザクラ、ヤエベニシダレなど、桜の広場は様々な木の花が咲き乱れていた。


タオヤメ。手弱女とはたおやかな女性の意。古文好きだから、名前の札をすぐ読めた。


スルガダイニオイ。名の通り、強い芳香がある。緑の葉とのコントラストが良いな。
だんだん曇ってきた。なおのこと早く行って良かった。


早朝から動いていたし、少し早いけどお昼にしよう。
展望回廊を歩いて入口方面に戻る。この回廊、一周1キロで園内の主な見どころを回れて、しかも屋根付きだから雨の日でもへっちゃら。オマケにバリアフリー。このアイディアは本当に素晴らしい。

レストラン『花かいろう』に入ると、少し列ができていたものの、全体的には空いていた。先払い制のセルフサービスだ。支払いは現金のみとなっていた。


二人とも花ちらしをオーダー。食べられる花――エディブルフラワーと境港産カニのちらし寿司だ。目に鮮やかなだけでなく、タレが味を引き締めていて、とても美味しかった。ノンアルコールビールとの相性も良かったし、大満足のランチ。


食後は、最初にスキップしたエントランスの花壇を。置物のウサギの配置も楽しい。
混み始めてきていて、フレームに人影を入れないようにするのが難しくなってきた。


プロムナード橋を渡って、中心のフラワードームへ。ガラス温室になっていて、洋ランがたくさん。飾り方も工夫されていて面白い。


他にも、ヨーロピアンガーデンのチューリップ、東館ゆりの館のユリ、南館ジャングルドームのヒスイカズラ、水上花壇のリビングストンデージーなどなど、盛り沢山。どこへ行っても花が咲いているって、なかなか無いと思う。
木のテーブルとベンチが用意されて屋根まで付いた、ピクニックコーナーもあった。レストランも良いし、お弁当を持ってきても良さそう。
西館の土産物ショップや特産品ショップも、なかなか充実。大山ミルクバタークロワッサンパイが美味しそうだったから、買ってみた。

たっぷり4時間滞在して、目一杯花々を堪能した。初めてということもあるだろうけど、メチャクチャ満喫したよ。それと、何かと早め早めに動いたのが、良いほうに転んだなぁ。
別の季節や雨の日でも、また行きたいね。

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