春の淡路夢舞台
2021年4月10日土曜日
18:36
淡路夢舞台は、兵庫県淡路市にある、公園・植物園・ホテル・会議場などで構成された、複合文化リゾート施設。2021年の春と秋は、淡路花博20周年を記念して、『花みどりフェア』の会場のひとつにもなっている。
淡路島国営明石海峡公園のチューリップアイランドパーティーや、奇跡の星の植物館のランの特別展で、花に囲まれた美しい風景をめいっぱい満喫してきた!
僕たちにとって淡路島は、明石海峡大橋を渡ればすぐそこという近さでありながら、非日常を感じられる場所。橋という境界を超えるだけでなく、フラワーアイランドになっているからだろう。
なんでこんなに花にあふれる島になったのか、気になって調べてみたら、淡路花博(ジャパンフローラ2000)の開催を契機に、「公園島淡路」の理念を掲げて取り組みを始めたんだとか。震災の島から花の島へ。
良く晴れた土曜の朝。ゆっくり8時半を過ぎてから出発して、大橋を渡って淡路ICで下りる。同じ方面に向かう前後の車が多い。そのほとんどは淡路口駐車場のほうへ折れていった。僕らはもう少し南の淡路夢舞台地下駐車場へ。こちらはこちらで、なかなか埋まっていたけど、ラッキーなことに、歩行者出入口に近い位置に停められた。
地下駐車場から出た夢舞台の回廊は、まるで迷路。不案内で行き止まりに突き当たったりで、ホント困った。もうひとつ階段で上に上れば良いことに気づいて、なんとか脱出。開園時刻に間に合う予定が狂わされた。
どうにか明石海峡公園の東浦口ゲートに着くと、チケット購入のために少し列が。手指消毒と検温を済ませ、券売機で二人分を入手したら、真っ直ぐにお目当ての場所へ。
それが大地の虹エリア。七色のチューリップが咲き乱れていた!少し見頃を過ぎつつありアップには堪えられないけど、引きで眺めるぶんにはまだまだメチャクチャ綺麗!適当にレンズを向けても絵になる。素晴らしい。
園内には、100品種約20万本のチューリップ。ポプラの丘にもお花畑が広がっていて、壮観。雲ひとつない快晴の空に映えて、気持ちが良い。
本当に色とりどりだけど、白と黄色だけの並びも可愛いね。
花と山と青空。あちこちにカメラを構えた人がいる。でも早く行ったお陰で、まだそう多くない。
丘を登れば海も見える。清々しい景色。
花の中海の周囲から離れるつもりがなかったから、小一時間ほどでおおよそ満足した。
まだ10時半だし、この際温室にも行ってみる?と嫁に提案して、そちらへ。
兵庫県立淡路夢舞台温室 奇跡の星の植物館は、西日本最大級の温室。植物園の中でも温室が大好きな嫁に、ピッタリだ。
『淡路夢舞台ラン展 FINAL ランが伝える生きる力』が開催中で、特別展料金は1,500円となかなか強気。
中に入るとまず、エスカレーターで3階まで上がる。広い温室内を上から見下ろせて、面白い趣向だ。柔らかな陽射しが室内を明るく照らし、ここから眺めているだけでも楽しい。
スロープを伝って、6つの展示室を巡る。樹齢300年以上という巨大なアロエ・ディコトマと、額縁に入れられたようなラン。魅せ方に凝っているなぁ。強気の理由に納得。
人面ランや極小ランといった、ユニークな展示も。
様々な品種があるなか、特に惹かれたのが、花弁がキラキラ輝いて見えた紫と白のラン。逐一控えなかったので、名前はわからない。
展示室5ではこの日、結婚式が催されるとの案内があった。こんな空間での挙式って、素敵だよね。
温室内には『ミラクルプラネットカフェ』もあって、良いシチュだなと思ったけど、この日は式があるからかお休みだった。
ただ大きいというだけでなく、展示が工夫されており、見ていて飽きなかった。温室は天候を問わないから、敢えて雨の日に行っても楽しめそうだ。
お昼にしようという話になり、夢舞台のレストランを覗いてみるも、ピンとくるお店がなく、ホテルラウンジという手もあるなと、グランドニッコー淡路へ。だけどラウンジだと軽食しかない。そこでファンダイニング『コッコラーレ』の前に行ってみたら、ランチコースの案内が出ている。予約してないけど、いけたりするのかな……ダメもとで聞いてみると、なんとOK。
最初は自分たちしか客がいないという、少々落ち着かない状況だったけど、ホテルホスピタリティを受けながらの食事は、やはり過ごしやすい。スペシャリテランチコースを、ノンアルコールの白ワインとともに頂いた。給仕してくれた男性スタッフの感じが、とても良かった。
朝早くから行動したりランチにホテルを選ぶなど、人と違うことをするのは勇気が要るけど、そのぶん得られるものがあるよね。なんて話を嫁とした。自分も楽しんだし、何より嫁に喜んでもらえたのが、嬉しかったな。